2005年–2006年: 『ウォーク・ザ・ライン』および批評的功績
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「リース・ウィザースプーン」の記事における「2005年–2006年: 『ウォーク・ザ・ライン』および批評的功績」の解説
2004年後期、ウィザースプーンはロマンティック・コメディ『恋人はゴースト』にマーク・ラファロと共に主演した。ブラインド・デートに向かう途中交通事故に遭い昏睡状態となる、意欲的な医師エリザベス・マスターソン役を演じた。エリザベスの魂はかつて本当の愛を見つけた古いアパートに戻る。 同年初頭、映画『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』でカントリー歌手および作曲家ジョニー・キャッシュの2番目の妻ジューン・カーター・キャッシュ役に選ばれた。ウィザースプーンは『悪女』撮影中にカーター・キャッシュが亡くなったために本人に会うことはできなかった。映画の中でウィザースプーン本人の声で撮影され、実際に観客役を前にして歌わなければならず、ライヴを行なうことをとても恐れて弁護士にこの映画の契約を切りたいと頼んだほどであった。のちのインタビューにてこの件について「人前で歌ったことなどなく、この役で最も挑戦的なことだった」と語った。役が決まってからの6ヶ月間、この役での歌い方を学ばなければならなかった。ウィザースプーンが演じたカーター・キャッシュは批評家から称賛を受け、ロバート・イーバートはウィザースプーンの演技は映画に無限の力を与えたと記した。ウィザースプーンはゴールデングローブ賞、映画俳優組合、英国映画テレビ芸術アカデミー、アカデミー賞などにおいて主演女優賞を受賞し、名実共にハリウッドのトップスターになった。映画業界で批評的に成功しただけでなく、ウィザースプーンおよび共演者のホアキン・フェニックスはCMTミュージック・アワードからコラボレート・ビデオ賞にノミネートされた。ウィザースプーンはこの映画への情熱について「なかなか深入りできない実際の婚姻関係、実際の人間関係を描いたこの映画に関わることができて嬉しい。そしてこの映画は問題の簡単な解決法だけでなく長期間にわたる想いを描いている」と語った。ウィザースプーンはカーター・キャッシュについて、この時代においてとても進んだ女性だったと考えており「2回結婚と離婚を繰り返し父親の違う子を2人生み、とても有名なミュージシャンたちと1台の車でコンサート・ツアーに出るような、1950年代には受け入れがたい女性であった。社会慣習に従うような性格ではなかったことが彼女をとてもモダンな女性にしたのだと思う」と語った。 オスカー受賞後の最初の役は現代のおとぎ話『ペネロピ』で家系の呪いのかかったペネロピ(クリスティーナ・リッチ)の親友アニー役であった。ウィザースプーンは女優業だけでなくType A Filmsという制作会社の経営業にも関わっており、製作・プロデュースを行っている。この映画は『ウォーク・ザ・ライン』でオスカーを獲得した直後の2006年3月からType A Films によりプロデュースされて撮影が開始した。2006年、トロント国際映画祭でプレミア上映されたが、正式公開は2回延期されて最終的に2008年2月に公開された。
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