2005年9月以降、小田島ら2被疑者への捜査開始
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「マブチモーター社長宅殺人放火事件」の記事における「2005年9月以降、小田島ら2被疑者への捜査開始」の解説
前述の小田島らを名指しした情報の提供を受け、松戸東署捜査本部が裏付け捜査を開始したところ、2005年9月23日までの捜査で、「事件2日前の2002年8月3日と事件当日の同5日、2人に関係する車が現場付近の松戸市内の国道を走行していた」ことが確認された。 これを受け、「小田島ら2人が何らかの事情を知っている」との見方を強めた捜査本部は同日、2005年9月中にも2人を事情聴取する方針を固めた。この時点で控訴中の小田島は62歳、実刑判決が確定した受刑者Mは54歳だった。 事件後、2人はフィリピンに渡航していたことが判明し、このうち小田島は他人名義でパスポートを取得した疑いも浮上したため、捜査本部は渡航目的に関心を寄せつつ、パスポートの不正入手の経緯・目的を調べるとともに、現地に捜査員を派遣した。 その結果、小田島被告人がマニラ市内の知人女性に高級腕時計などの貴金属類を贈っていたことが判明したが、その際には不正入手したパスポートを使用して渡航した可能性が高いことが判明した。また小田島被告人は、本事件で馬渕邸から奪ったとみられるダイヤモンドを東京都内の宝石商に売却した疑いも浮上した。 なお、前述の一連の窃盗事件について、『読売新聞』東京朝刊群馬西版記事では小田島・M両被告人を、ともに実名報道していたが、本事件の捜査に入った段階では全国版でも本事件について言及した一方、小田島を「62歳の男」、Mを「54歳の男」と、それぞれ匿名報道に切り替えた。 松戸東署捜査本部は2005年9月30日、小田島ら2被疑者を旅券法違反容疑などの別件で逮捕した。捜査本部は、小田島被疑者が東京都内で売却した宝石・女性に贈った貴金属類との特定を急ぐとともに、これらの入手経緯についても調べつつ、強盗殺人容疑も視野に入れて被疑者2人を追及した。 捜査本部は2005年10月2日、小田島・M両被疑者を旅券法違反などの容疑で千葉地方検察庁に送検した。
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