2度目のマラソンで世界陸上日本代表初選出・出場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/06 06:29 UTC 版)
「前田彩里 (陸上選手)」の記事における「2度目のマラソンで世界陸上日本代表初選出・出場」の解説
2015年3月、名古屋ウィメンズマラソンへ、自身2回目のマラソンに出場。序盤から5kmラップが16分台後半とハイペースの先頭集団に果敢についていった。だが15km地点過ぎの給水所で、小原怜(天満屋)と交錯し転倒、路面に手足を強打してしまう。その影響で左手首を骨折し、左膝にも擦過傷を負うアクシデントが発生。直後に左手・左足が酷く痛む中でも、再び冷静に先頭集団へ加わり30km過ぎまで優勝争いに加わった。31km付近の折返し地点、優勝したユニスジェプキルイ・キルワ(バーレーン)のロングスパートにはついていけず徐々に後退。しかしレース終盤も大きくペースを崩すことなく、2時間22分48秒の日本女子歴代8位となる好タイムをマーク、日本人首位の総合2位でフィニッシュ(日本女子選手がマラソンで2時間23分以内をマークしたのは、2007年の東京国際女子マラソンで優勝した野口みずき(シスメックス)が2時間21分37秒でゴールして以来8年振り)。この成績により、同年8月開催の世界陸上北京大会女子マラソン日本代表への初選出が決定した。 2015年8月、期待された世界陸上北京大会女子マラソンだったが、33km付近で優勝したマーレ・ディババ(エチオピア)らの急激なスパートに全く対応出来ないまま先頭集団から脱落、目標のメダル・8位入賞にも一歩届かず結局13位に留まった。尚ゴール後の前田は体調不良を訴え、青い顔色の表情で医務室へ直行した(伊藤舞(大塚製薬)が7位入賞で、翌2016年リオデジャネイロ五輪女子マラソン日本代表に即内定。重友梨佐(天満屋)は14位)。
※この「2度目のマラソンで世界陸上日本代表初選出・出場」の解説は、「前田彩里 (陸上選手)」の解説の一部です。
「2度目のマラソンで世界陸上日本代表初選出・出場」を含む「前田彩里 (陸上選手)」の記事については、「前田彩里 (陸上選手)」の概要を参照ください。
- 2度目のマラソンで世界陸上日本代表初選出・出場のページへのリンク