1994年実施の学習指導要領とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 1994年実施の学習指導要領の意味・解説 

1994年実施の学習指導要領

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/16 15:03 UTC 版)

高等学校必履修科目未履修問題」の記事における「1994年実施の学習指導要領」の解説

1994年平成6年)度以降入学生実施の学習指導要領では、高等学校における社会科は、地歴科公民科再編された。その結果地歴科世界史必履修、他に1科目日本史または地理)が必履修となった。また公民科では、現代社会1科目、または倫理政治経済の2科目必履修となった詳細学習指導要領#学習指導要領変遷参照)。 同時に新学力観あわせたカリキュラム(以下新カリ)と呼ばれる生徒興味関心合わせ選択科目充実させることを目的としたカリキュラム編成された。しかし、学校5日制実施までは週32単位時間配当であったカリキュラムが、実施後は週29単位時間と3単位時間削減が必要となったにも関わらず地歴公民科理科家庭科などで必履修科目増え著しくカリキュラム窮屈になった。またこの改定で、学校裁量時間という、学習指導要領によらない科目設置認められたため、特色ある学校づくりを行う学校では、全く新し科目新設も可能となった。 (注)高等学校通信制を除く)では、50分の授業を1単位時間として、35単位時間授業行って1単位計算する。2単位ならば70単位時間、4単位ならば140単位時間指導が必要である。また多く学校修得必要な出席率は8割としている。7割での単位認定学校長裁量による、特殊事情考慮した認定であることが多い。 そのため、進学校以外では、この改定から導入されたA科目(2単位)・B科目(4単位)と分けられ地歴科目のうち、A科目進んでカリキュラム導入することが多くなった(あるいはB科目を3単位に減単して行う)。 しかし大学入試では、2単位のA科目受験科目指定されていない場合が多いために進学校では4単位のB科目選択せざるを得ないこととなったまた、逆にA科目申請しながらもB科目内容を行うところもある。例:日本史Aと時間割記載されているが、実際教科書内容日本史Bを行なう。 (注)こうしたカリそぐわない保守的なカリキュラムは、教育委員会から「学習指導要領精神理解していない」として指導対象になるケースがあり、なかば強引にでもカリキュラム必履修教科科目同士導入せざるをえない学校存在した

※この「1994年実施の学習指導要領」の解説は、「高等学校必履修科目未履修問題」の解説の一部です。
「1994年実施の学習指導要領」を含む「高等学校必履修科目未履修問題」の記事については、「高等学校必履修科目未履修問題」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「1994年実施の学習指導要領」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「1994年実施の学習指導要領」の関連用語

1994年実施の学習指導要領のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



1994年実施の学習指導要領のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの高等学校必履修科目未履修問題 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS