1991年版アニメおよび原作からの変更点
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ストーリーの流れや台詞は原作及び1991年版とほぼ同じであるが、ストーリーの進行は速くなっており、1991年版では1年かけて放送された内容(全46話)に半年(第25話)で追いついている。構成面は前回のあらすじはなく、全てが本編となっている。一部の回を除いて本編のナレーションはなく、必要に応じて登場人物の台詞に組み込んでいる。第1話ではロモス王国は舞台にならずデルムリン島の近海(船上)のみで展開されるため、ブラスも参戦している。 クロコダイン戦後にブラスの護衛としてロモス兵数名がデルムリン島に派遣されていたが、本作では登場しない。そのため、「ダイ」の名の由来はダイ自身がバランに問われて答える形となっている。 アニメにあわせて表現を分かりやすくしており、例えば「バルジ島」「バルジの塔」の「島」「塔」はどちらも「とう」だったが、本作では「バルジの島(しま)」「バルジの塔」と区別している。 原作コミック13巻に収録されている前日譚『勇者アバン』が本編における最終決戦前日のフローラの回想という形で挿入された(第61話)。原作とは異なり、後の重要アイテムであるカールの守りとアバンのしるしの交換シーンが追加されている。 1991年版アニメで多用されていたドラゴンクエストシリーズのゲーム内BGMは使用されておらず、林ゆうきが新規に手掛けた曲が使用されている。 登場時期の関係から1991年版では存在していなかったモンスターが多数追加されている(『V』初登場のキラーパンサーや火食い鳥、『IX』初登場のモーモンなど)。原作では『IV』で初登場のモンスターが魔界のモンスターとされていたが、以後の作品のモンスターも登場するため初登場作品での区別はしなくなった。 モンスターの一団が登場する際、1体だけ上位モンスターがリーダー格のように存在する描写がある(例:さまようよろいの群れを率いるキラーアーマー)。 五芒星、六芒星が直線的な星の形ではなくなっており、五芒星・六芒星という名称も使われていない。また、僧侶の帽子や教会のマークも十字架ではなく「人」の字のような紋様になっている。 原作および1991年版で放送された一部のシーンは、カットおよび変更されている。また、1991年版オリジナルシーンはカットされている。一方、原作で先に描かれた場面が使われていたり、回想や軽く述べる程度でしか描かれなかった場面を本編として描くなどの追加もある。
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