1990年代中盤から後半
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/12 05:26 UTC 版)
「アンドレアス・フォーレンヴァイダー」の記事における「1990年代中盤から後半」の解説
1994年にリリースされたアルバム『Eolian Minstrel』ではフォーレンヴァイダーの音楽に新たな変化がみられた。それまでのアルバムはインストゥルメンタルが主体であり、時々歌詞なしのソロや歌詞付きのコーラスが挿入されるのみだったが、『Eolian Minstrel』ではほとんどの曲にフォーレンヴァイダーが作詞した歌詞がつけられ、カーリー・サイモンとエリザ・ギルクソンによって歌われている。ボーカルに重点を置いたアルバムはこれ以降11年間現れることはなかったものの、詞はその後のフォーレンヴァイダーの音楽で重要な位置を占めるようになる。 1994年から1997年の間には数々のコンサートを行っている。特筆すべきものとしてルチアーノ・パヴァロッティ・アンド・フレンズをフィーチャーしてイタリア・モデナで行ったもの、ズッケロと共演した南アルプス・ブルーニコでの標高2500mコンサートやランサローテ島の火山性洞窟で行われる「Festival Musica Visual」での演奏など変わった場所でのライブがある。 1998年には世界中からアーティストを集めた交響楽的色彩の強いアルバム『Kryptos』がリリースされる。同年夏には彼の次なる交響楽プロジェクト『Wolkenstein』を手がける。彼自身が「シンフォニック・マインド・ムービー」と呼ぶこの作品の初演はチューリッヒ州の150周年を祝うために行われた。 1999年の『Cosmopoly』はワールドミュージック指向への回帰を鮮明にし、カーリー・サイモンやピアニストのアブダラ・イブラヒム、歌手・作詞としてミルトン・ナシメント、ボビー・マクファーリン、ドゥドゥク奏者のジヴァン・ガスパリアン、そしてトロンボーン奏者のレイ・アンダーソンらが参加した。『Cosmopoly』ツアーは右記のアーティストから多くを特別ゲストとして呼んで行われた。
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