1990年代中頃: ニシーザとローブ
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「X-フォース」の記事における「1990年代中頃: ニシーザとローブ」の解説
ライフェルド降板も『X-フォース』誌はニシーザが脚本、グレッグ・カプロが作画を担当して続行した。『X-MEN』誌も執筆していたニコラーザは1992年秋には『X-メン』関連誌を股に駆けるストーリー「エクスキューショナーズ・ソング(英語版)」に携わった。このストーリーではケーブルに変装したストライフがX-メンの創設者のプロフェッサーXの暗殺未遂事件を原因とするX-メンとX-フォースの衝突が描かれた。このクロスオーバーによりケーブルは『X-フォース』第18号で死亡したかのように描かれたにも関わらず人気が上昇し、1993年より始まったソロシリーズへと繋がった。 「エクスキューショナーズ・ソング」の後も『X-フォース』はニシーザとカプロの体制下で続き、後にトニー・ダニエル(英語版)がペンシラーとなった。一時的にチームのリーダーを失ったX-フォースは独自のアイデンティティを開発しようと試みた。第25号でケーブルが復帰した後、チームは機能不全家族の方向へと進み、恋愛やサイリーンのアルコール依存症、暴力的なアクションといった要素が追加された。ニシーザはサイリーンの家族がアイルランド、リクターがメキシコ、キャノンボールがケンタッキー州出身であることやシャッタースターのオリジンといったキャラクターの新たな設定を付け加えた。またこの時期にはニューミュータンツのメンバーであったラスティ(英語版)、スキッズ(英語版)、ダニエル・ムーンスター(英語版)、サイファー(英語版)、ウルフスベーン(英語版)が再登場した。レインファイア(英語版)とサンスポットの消滅に関するサブプロットは1995年に「エイジ・オブ・アポカリプス(英語版)」のイベントのために一時休刊する際に結末を迎えた。 「エイジ・オブ・アポカリプス」終了後の第44号からは新たにジェフ・ローブ脚本、アダム・ポリーナ(英語版)作画という体制となった。ローブはチームのユニフォームを一新させ、X-メンと同じX-マンション(英語版)へと移し、戦闘シーンを減らしてキャラクター主導のストーリーに重点を置いた。リクターはチームを抜け、キャノンボールはX-メンへと移り、新たに強力なアルビノのミュータントのカリバンが加わった。
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