1970年代から1980年代半ばまで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/04 23:55 UTC 版)
「ガール・グループ」の記事における「1970年代から1980年代半ばまで」の解説
1970年代1971年から1974年までの期間には、純粋にガール・グループのトップ10ヒット曲といえる作品は、ハニー・コーン (Honey Cone) の「Want Ads」と、(1960年代から活動していた)スリー・ディグリーズ (The Three Degrees) の「天使のささやき (When Will I See You Again)」の2曲だけだった。パティ・ラベル&ザ・ブルーベルズは、1960年代米国のガール・グループだったが、1970年代はじめにマネージャーのヴィッキー・ウィッカム (Vicki Wickham) がイメージ・チェンジを施し、グループの名を「ラベル (Labelle)」と改め、グラムロック寄りの方向にグループを仕立て直した。ラベルは、お揃いの衣装や、同じ振付のダンスを避けた、最初のガール・グループだったが、その代わりに、飾り立てられた宇宙服風の衣装や頭飾りなどを使った。 その後、ディスコのブーム以降の女性グループには、シルバー・コンベンション (Silver Convention)、ホット (Hot)、エモーションズ、ハイ・イナジー (High Inergy)、オデッセイ (Odyssey)、シスター・スレッジ (Sister Sledge)、ベル・エポック (Belle Epoque)、フランティーク (Frantique)、ラブ (Luv')、バカラ (Baccara)、アラベスク、ノーランズなどがあった。 1980年前後、ガールズ・バンドの排出1970年代後半から1980年代半ばにかけての時期には、また別のグループが、ディスコへの反動を利用して、ガールズ・バンドをポップ、ポップ・ロックの路線で売り出した。とりわけ成功したのは、1970年代からヒットを連発していたポインター・シスターズ、ウェザー・ガールズ (The Weather Girls)、メリー・ジェーン・ガールズ、バナナラマなどであった。 バングルスとゴーゴーズも、同じ時期に成功を収めていたが、むしろガールズ・バンドと見なされるものであり、音楽的にも1960年代のガレージロック、1970年代のパンクやフォーク、1960年代のサイケデリックに影響を受けていた。
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