1964年のラジオ_(日本)とは? わかりやすく解説

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1964年のラジオ (日本)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/19 07:24 UTC 版)

1964年のラジオ (日本)では、1964年日本ラジオ番組、その他ラジオ界の動向について記す。

主な番組関連の出来事

  • 6月19日 - 文化放送ニッポン放送の共同による、AM(モノラル)2波を使った立体放送唯一の帯番組『パイオニア・イブニング・ステレオ』が終了[1]
  • 6月28日 - TBSが、AFM方式によるAM1波によるステレオ実験放送の再免許申請を行わなかったため、同実験放送番組『ラテン・リズムをどうぞ』が終了。同時に、同実験放送もこれをもって終了する[2][3]

主なその他ラジオ関連の出来事

  • 2月4日 - NHK-FM放送大阪名古屋で、全国放送でのステレオ放送を、事前にパッケージ・テープを送って再生する方法によって開始[注 1][4]
  • 4月1日 - NHKが静岡岡山山口高知でFM放送を開始。さらに静岡、岡山では、同時に同ステレオ放送も開始[注 2](山口、高知は5日後の同月6日にステレオ放送を開始[注 3][注 4][5]
  • 4月6日 - NHK-FMが、札幌仙台広島松山福岡熊本の各局にて、全国放送のパッケージ・テープ送りによるステレオ放送を開始。これにより、同テープ送出局(前述及び東京・大阪・名古屋の各局)およびそれらからの放送波中継によって、今までステレオ放送が行われていなかった全てのFM局にて、同放送が開始される[注 4]。以降、NHK-FMの新規開局は、この形態を用いて、同時にステレオ放送も開始することとなる(沖縄および奄美地域を除く)[6]
  • 5月1日 - NHKが北九州長崎でFM放送を開始[注 5][5]
  • 6月1日 - NHKが盛岡秋田でFM放送を開始[注 6][5]
  • 6月25日 - NHKが旭川でFM放送を開始[注 7][5]
  • 6月28日 - TBSが、AFM方式でのAM1波でのステレオ実験放送を終了[2][3]
  • 7月1日 - NHKが福島新潟長野富山金沢松江宮崎鹿児島でFM放送を開始[注 8][5]
  • 12月24日 - NHKが函館室蘭帯広青森山形鳥取でFM放送を開始[注 9][5]

商号変更

  • 10月 - 京都放送→近畿放送

節目

番組周年・記念回

開局周年

特別番組

開始番組

1964年1月放送開始

文化放送
  • 6日 - 勝ち抜きリクエスト合戦

1964年2月放送開始

STVラジオ
  • 10日 - Date with Tom & Dick
ラジオ沖縄

1964年3月放送開始

ニッポン放送
  • 2日 - わたしはディスクジョッキー

1964年4月放送開始

NHKラジオ第1放送
  • 6日
    • 時の話題
    • みんなたのしく
    • ピッポピッポボンボン
    • こんどはうたよ
    • 私のダイヤル
    • 話題を結ぶ
    • 午後の散歩道[7]
    • あなたとお茶を[7]
    • ポピュラーミュージックアワー
    • 全国音楽めぐり
    • 虹の物語
    • 今晩は大阪です
    • 百万の太陽
  • 7日 - 芸界夜話
  • 8日
    • 花のパレード[7]
    • 芸能ステージ
    • 邦楽百選
  • 9日
    • 現代に生きる
    • みんなの民謡
    • 楽天くらぶ
    • 政治の動き[7]
  • 10日 - 歌謡ホール
  • 12日
NHKラジオ第2放送
  • 5日 - 読書案内
  • 6日 - 音楽の窓
  • 9日 - 盲人の時間[8][7]
  • 12日
  • 19日 - 科学談話室
  • 開始日不明
    • 新しい商業経営[8]
    • 中小企業のための法律[8]
NHK-FM放送

1964年5月放送開始

STVラジオ
  • 3日 - マイクレポート
朝日放送
大阪放送
  • 1日 - OBCミュージックナイター

1964年6月放送開始

STVラジオ
  • 14日 - 家庭の医学

1964年7月放送開始

東京放送

1964年8月放送開始

文化放送

1964年10月放送開始

NHKラジオ第1放送
  • 開始日不明 - 落語百扇
近畿放送

1964年11月放送開始

NHKラジオ第1放送
  • 開始日不明 - 演芸独演会
STVラジオ
  • 8日 - J・B音楽を
大阪放送
  • 1日 - この人と歌謡曲を

終了番組

1964年3月放送終了

NHKラジオ第1放送

1964年4月放送終了

NHKラジオ第1放送

1964年6月放送終了

東京放送
  • 28日 - ラテン・リズムをどうぞ(AFM方式でのAM1波によるステレオ実験放送番組)[2][3]
文化放送・ニッポン放送(モノラル2波による立体(ステレオ)放送)
  • 19日 - パイオニア・イブニング・ステレオ[1]

参考文献

注釈

  1. ^ 当時はFM放送用のステレオ回線が実用化されていなかったために、両局でステレオ放送を開始するにあたり、それが1978年10月1日に実用化されるまでは、東京から事前に番組のパッケージ・テープを送って放送していた。
  2. ^ 静岡局では東京局から、岡山局では大阪局からの各放送波中継にて、ステレオ放送を開始。
  3. ^ 山口局は広島局から放送波中継によってステレオ放送を行うため、広島局がステレオ放送を開始した4月6日に同時開始。
  4. ^ a b 高知局は当初、パッケージ・テープ送りで、4月6日にステレオ放送を開始。
  5. ^ ステレオ放送は、北九州局は福岡局から、長崎局は熊本局からそれぞれ放送波中継により実施。
  6. ^ ステレオ放送は、盛岡局は、仙台局からの放送波中継により実施。秋田局は当初、パッケージ・テープ送りでのステレオ放送だったが、山形県の鶴岡FM中継局が翌年(1965年)2月13日に開局したのに伴い、同月(2月)24日からそこからの放送波中継に変更し、仙台局→福島局→山形局→鶴岡中継局→秋田局という中継系統での実施となった。
  7. ^ ステレオ放送は、札幌局からの放送波中継により実施。
  8. ^ ステレオ放送は、放送波中継では、東京局→長野局(美ヶ原送信所)→新潟局(弥彦送信所)→富山局、熊本局→宮崎局→鹿児島局(翌年(1965年)4月1日に、鹿児島県の阿久根中継局開設に伴い、熊本局→阿久根中継局→鹿児島局→宮崎局にルートを変更)、仙台局→福島局の各中継系統を使って実施。金沢局は、パッケージ・テープ送りにてステレオ放送を開始。松江局は、当初パッケージ・テープ送りでのステレオ放送だったが、翌年(1965年)4月5日に、大阪局→岡山局→岩桶山固定局→松江局の放送波中継に変更。
  9. ^ ステレオ放送は、札幌局→函館局→青森局、仙台局→福島局→山形局、松江局→鳥取局の各ルート、及び室蘭・帯広の各局は各々直接札幌局からの各放送波中継によって実施。

脚注

  1. ^ a b 朝日新聞 1964年6月19日 朝刊P.7 テレビ・ラジオ欄(朝日新聞クロスサーチにて閲覧)
  2. ^ a b c 株式会社東京放送『TBS50年史 資料編』株式会社東京放送、2002年1月、202頁。 
  3. ^ a b c 東京放送 社史編集室『東京放送のあゆみ』東京放送、1965年5月10日、606頁。 
  4. ^ 日本放送協会総合放送文化研究所放送史編修部『NHK年鑑'64』日本放送出版協会、1964年、206頁。 
  5. ^ a b c d e f 日本放送協会総合放送文化研究所放送史編修部『NHK年鑑'65』日本放送出版協会、1965年、228頁。 
  6. ^ 日本放送協会総合放送文化研究所放送史編修部『NHK年鑑'65』日本放送出版協会、1965年、226,228頁。 
  7. ^ a b c d e f g 『放送五十年史 資料編』, p. 782.
  8. ^ a b c 「NHKニュース」『放送教育』第19巻第1号、日本放送教育協会、1964年4月1日、34 - 35頁、NDLJP:2341236/18 
  9. ^ 日本放送協会総合放送文化研究所放送史編修部『NHK年鑑'65』日本放送出版協会、1965年、192頁。 
  10. ^ 朝日新聞 1964年4月6日 朝刊P.7 テレビ・ラジオ欄(朝日新聞クロスサーチにて閲覧)
  11. ^ NHK nenkan - Google Books
  12. ^ NHK nenkan - Google Books

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