1963年ドイツグランプリとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 1963年ドイツグランプリの意味・解説 

1963年ドイツグランプリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 05:21 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
 1963年ドイツグランプリ
レース詳細
1963年F1世界選手権全10戦の第6戦
ニュルブルクリンク北コース(1927-1967)
日程 1963年8月4日
正式名称 XXV Grosser Preis von Deutschland
開催地 ニュルブルクリンク
西ドイツ ニュルブルク
コース 恒久的レース施設
コース長 22.810 km (14.173 mi)
レース距離 15周 342.150 km (212.602 mi)
決勝日天候 晴 (ドライ)
ポールポジション
ドライバー ロータス-クライマックス
タイム 8:45.8
ファステストラップ
ドライバー ジョン・サーティース フェラーリ
タイム 8:47.0 (9周目)
決勝順位
優勝 フェラーリ
2位 ロータス-クライマックス
3位 BRM

1963年ドイツグランプリ (1963 German Grand Prix) は、1963年のF1世界選手権第6戦として、1963年8月4日ニュルブルクリンクで開催された。

15周で行われたレースはフェラーリジョン・サーティースが予選2位から優勝し、ロータスジム・クラークが2位、BRMリッチー・ギンサーが3位となった。

レース概要

ジム・クラークがいつもの通りポールポジションを獲得した。

レース序盤からアクシデントやマシントラブルで脱落するドライバーが続出する。ロレンツォ・バンディーニがスピンを喫してイネス・アイルランドのフロントに接触した。ウィリー・メレスはクラッシュを喫し、両腕両足を負傷してF1キャリアを事実上終えたばかりでなく[1]、メレスのマシンから外れたタイヤが観客席に飛び込んでしまい、観客が1人死亡する惨事になってしまった。クリス・エイモンもステアリングが壊れてコース外の木に激突し、膝を負傷した。グラハム・ヒルはギアボックスのトラブルでリタイアした。トレバー・テイラーにエンジンの問題が発生し、クラークも8気筒エンジンのうち1気筒が壊れて後退したことで、サーティースは2位のクラークに1分以上の差を付けて初優勝を挙げるとともに、フェラーリに2年ぶりの勝利をもたらした[2]。クラークはF1世界選手権において唯一2位に終わったレースとなった。序盤はチームメイトのヒルとともにギアボックスの問題を抱えていたリッチー・ギンサーが3位表彰台を獲得した[1]。地元出身のゲルハルト・ミッタージム・ホールヨアキム・ボニエを抑えて4位に入賞する活躍を見せた。

エントリーリスト

チーム No. ドライバー コンストラクター シャシー エンジン
オーウェン・レーシング・オーガニゼーション 1 グラハム・ヒル BRM P57 BRM P56 1.5L V8
2 リッチー・ギンサー
チーム・ロータス 3 ジム・クラーク ロータス 25 クライマックス FWMV 1.5L V8
4 トレバー・テイラー
クーパー・カー・カンパニー 5 ブルース・マクラーレン クーパー T66 クライマックス FWMV 1.5L V8
6 トニー・マグス
スクーデリア・フェラーリ SpA SEFAC 7 ジョン・サーティース フェラーリ 156/63 フェラーリ Tipo178 1.5L V6
8 ウィリー・メレス
ブラバム・レーシング・オーガニゼーション 9 ジャック・ブラバム ブラバム BT7 クライマックス FWMV 1.5L V8
10 ダン・ガーニー
オートモビリ・ツーリズモ・エ・スポート 11 フィル・ヒル 1 ATS 100 ATS 100 1.5L V8
12 ジャンカルロ・バゲッティ 1
ブリティッシュ・レーシング・パートナーシップ 14 イネス・アイルランド ロータス 24 BRM P56 1.5L V8
20 ジム・ホール
スクーデリア・セントロ・スッド 15 ロレンツォ・バンディーニ BRM P57 BRM P56 1.5L V8
22 マリオ・カブラル クーパー T60 クライマックス FWMV 1.5L V8
R.R.C. ウォーカー・レーシングチーム 16 ヨアキム・ボニエ クーパー T66 クライマックス FWMV 1.5L V8
エキュリー・マールスベルゲン 17 カレル・ゴダン・ド・ボーフォール ポルシェ 718 ポルシェ 547/3 1.5L F4
26 ゲルハルト・ミッター
シフェール・レーシングチーム 18 ジョー・シフェール ロータス 24 BRM P56 1.5L V8
R.H.H. パーネル 19 マステン・グレゴリー 2 ロータス 24 BRM P56 1.5L V8
レグ・パーネル・レーシング 21 クリス・エイモン ローラ Mk4A クライマックス FWMV 1.5L V8
シロッコ・レーシング・カーズ 23 トニー・セッテンバー シロッコ SP BRM P56 1.5L V8
24 イアン・バージェス
イアン・ラビー・レーシング 25 イアン・ラビー ギルビー 62 BRM P56 1.5L V8
クルト・クーンケ 27 クルト・クーンケ ロータス 18 ボルクヴァルト 1500 RS 1.5L L4
ベルナール・コロンブ 28 ベルナール・コロンブ ロータス 24 クライマックス FWMV 1.5L V8
ティム・パーネル 29 アンドレ・ピレット ロータス 18/21 クライマックス FPF 1.5L L4
30 ティム・パーネル
ソース:[3]
追記
  • タイヤは全車ダンロップ
  • ^1 - ATSは輸送中の事故でマシンが破損したため欠場[4]
  • ^2 - マシンが準備できず

結果

予選

順位 No. ドライバー コンストラクター タイム グリッド
1 3 ジム・クラーク ロータス-クライマックス 08:45.8 1
2 7 ジョン・サーティース フェラーリ 08:46.7 +0.9 2
3 15 ロレンツォ・バンディーニ BRM 08:54.3 +8.5 3
4 1 グラハム・ヒル BRM 08:57.2 +11.4 4
5 5 ブルース・マクラーレン クーパー-クライマックス 08:57.3 +11.5 5
6 2 リッチー・ギンサー BRM 09:02.8 +17.0 6
7 8 ウィリー・メレス フェラーリ 09:03.5 +17.7 7
8 9 ジャック・ブラバム ブラバム-クライマックス 09:04.2 +18.4 8
9 18 ジョー・シフェール ロータス-BRM 09:11.1 +25.3 9
10 6 トニー・マグス クーパー-クライマックス 09:11.6 +25.8 10
11 14 イネス・アイルランド ロータス-BRM 09:14.6 +28.8 11
12 16 ヨアキム・ボニエ クーパー-クライマックス 09:16.0 +30.2 12
13 10 ダン・ガーニー ブラバム-クライマックス 09:17.2 +31.4 13
14 21 クリス・エイモン ローラ-クライマックス 09:20.1 +34.3 14
15 26 ゲルハルト・ミッター ポルシェ 09:20.9 +35.1 15
16 20 ジム・ホール ロータス-BRM 09:22.7 +36.9 16
17 17 カレル・ゴダン・ド・ボーフォール ポルシェ 09:25.1 +39.3 17
18 4 トレバー・テイラー ロータス-クライマックス 09:33.8 +48.0 18
19 24 イアン・バージェス シロッコ-BRM 09:52.2 +1:06.4 19
20 22 マリオ・カブラル クーパー-クライマックス 09:53.1 +1:07.3 20
21 28 ベルナール・コロンブ ロータス-クライマックス 10:01.0 +1:15.2 21
22 23 トニー・セッテンバー シロッコ-BRM 10:02.0 +1:16.2 22
23 29 アンドレ・ピレット ロータス-クライマックス 10:20.0 +1:34.2 DNQ
24 25 イアン・ラビー ギルビー-BRM 10:44.7 +1:58.9 DNQ
25 30 ティム・パーネル ロータス-クライマックス 11:07.2 +2:21.4 DNQ
26 27 クルト・クーンケ ロータス-ボルクヴァルト 11:23.5 +2:37.7 DNQ
ソース:[5]
追記
  • 上位22台が決勝進出

決勝

順位 No. ドライバー コンストラクター 周回数 タイム/リタイア原因 グリッド ポイント
1 7 ジョン・サーティース フェラーリ 15 2:13:06.8 2 9
2 3 ジム・クラーク ロータス-クライマックス 15 +1:17.5 1 6
3 2 リッチー・ギンサー BRM 15 +2:44.9 6 4
4 26 ゲルハルト・ミッター ポルシェ 15 +8:11.5 15 3
5 20 ジム・ホール ロータス-BRM 14 +1 Lap 16 2
6 16 ヨアキム・ボニエ クーパー-クライマックス 14 +1 Lap 12 1
7 9 ジャック・ブラバム ブラバム-クライマックス 14 +1 Lap 8
8 4 トレバー・テイラー ロータス-クライマックス 14 +1 Lap 18
9 18 ジョー・シフェール ロータス-BRM 10 ディファレンシャル 9
10 28 ベルナール・コロンブ ロータス-クライマックス 10 +5 Laps 21
Ret 17 カレル・ゴダン・ド・ボーフォール ポルシェ 9 ホイール 17
Ret 6 トニー・マグス クーパー-クライマックス 7 エンジン 10
Ret 10 ダン・ガーニー ブラバム-クライマックス 6 ギアボックス 13
Ret 22 マリオ・カブラル クーパー-クライマックス 6 ギアボックス 20
Ret 24 イアン・バージェス シロッコ-BRM 5 ステアリング 19
Ret 23 トニー・セッテンバー シロッコ-BRM 5 アクシデント 22
Ret 5 ブルース・マクラーレン クーパー-クライマックス 3 アクシデント 5
Ret 1 グラハム・ヒル BRM 2 ギアボックス 4
Ret 21 クリス・エイモン ローラ-クライマックス 1 アクシデント 14
Ret 8 ウィリー・メレス フェラーリ 1 アクシデント 7
Ret 14 イネス・アイルランド ロータス-BRM 1 アクシデント 11
Ret 15 ロレンツォ・バンディーニ BRM 0 アクシデント 3
DNQ 29 アンドレ・ピレット ロータス-クライマックス 予選不通過
DNQ 25 イアン・ラビー ギルビー-BRM 予選不通過
DNQ 30 ティム・パーネル ロータス-クライマックス 予選不通過
DNQ 27 クルト・クーンケ ロータス-ボルクヴァルト 予選不通過
WD 11 フィル・ヒル ATS 輸送中にマシンが破損
WD 12 ジャンカルロ・バゲッティ ATS 輸送中にマシンが破損
WD 19 マステン・グレゴリー ロータス-BRM マシンが準備できず
ソース:[6]
ラップリーダー[7]

第6戦終了時点のランキング

  • : トップ5のみ表示。ベスト6戦のみがカウントされる。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b German GP, 1963”. grandprix.com. 2018年10月30日閲覧。
  2. ^ (林信次 1997, p. 63)
  3. ^ Germany 1963 - Race entrants”. statsf1.com. 2018年10月3日閲覧。
  4. ^ (林信次 1997, p. 61)
  5. ^ Germany 1963 - Qualifications”. statsf1.com. 2018年10月2日閲覧。
  6. ^ 1963 German Grand Prix”. formula1.com. 2013年10月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月20日閲覧。
  7. ^ Germany 1963 - Laps led”. statsf1.com. 2018年10月14日閲覧。

参照文献

外部リンク

前戦
1963年イギリスグランプリ
FIA F1世界選手権
1963年シーズン
次戦
1963年イタリアグランプリ
前回開催
1962年ドイツグランプリ
ドイツグランプリ 次回開催
1964年ドイツグランプリ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「1963年ドイツグランプリ」の関連用語

1963年ドイツグランプリのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



1963年ドイツグランプリのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの1963年ドイツグランプリ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS