1962年のファイナル、第7戦
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「フランク・セルヴィ」の記事における「1962年のファイナル、第7戦」の解説
セルヴィが所属したレイカーズはエルジン・ベイラー、ジェリー・ウェストが所属するリーグを代表する強豪チームだったが、当時のNBAはボストン・セルティックスの伝説的な八連覇時代の真っ只中であり、レイカーズは毎年のようにファイナルで敗れていた。そのレイカーズが打倒セルティックスと優勝に最も近づいたのが、1962年のファイナルだった。 シリーズは両者とも譲らず3勝3敗で並んだまま最終第7戦を迎えた。この試合でセルヴィは大いに活躍し、試合終盤の大事な局面で2本の重要なリバウンドを確保し、さらに試合を100対100の振り出しに戻すシュートを決めた。同点のまま試合終了直前を迎え、決勝点を狙うレイカーズは絶好調のセルヴィにラストショットを託した。ウェストやベイラーにディフェンスが集中していたためオープンだったセルヴィは、7フィートというゴールから極近い距離でジャンプシュートを放ち、そしてボールは無情にもリムに弾かれた。痛恨のミスショットだった。結局試合は延長戦の末にセルティックスの勝利に終わり、レイカーズの優勝は泡と消えた。以後もレイカーズは同じ舞台でセルティックスに負け続けるため、最大のチャンスをふいにしたセルヴィのミスショットは悔やんでも悔やみきれないものとだった。後年、セルヴィはこのミスショットを振り返って「自分の全ての得点をあのラストショットと交換したい」と語った。 セルヴィは1963-64シーズンを最後に、現役から引退した。NBA通算成績は9シーズン565試合の出場で、6,120得点2,097リバウンド、平均10.8得点3.7リバウンドだった。 主な業績 オールスター 1955年, 1962年 サウスカロライナ体育殿堂 ファーマン大学体育殿堂
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