1960年代から2000年まで
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「ニカラグアのイスラム教」の記事における「1960年代から2000年まで」の解説
移民の第2波は1960年代に到来。教育の程度は高かったものの、イスラム教への信仰の篤さは初期の移民と同程度であった。この集団は1972年ニカラグア地震や1979年のニカラグア革命という、2つの大きな出来事に直面。かつてのパレスチナ人の多くは北米に移住するか、パレスチナに帰還する道を選んだのである。国内に留まった者は被害をもろに受け、家族はそれまで以上にキリスト教に同化してゆく。 1990年代初頭に最も歴史が新しく規模にして最小の亡命集団が流入。その多くは北米やパレスチナからニカラグアに戻ってきた移民で、北米やパレスチナでの経験を通してムスリムの教義をより強く意識するようになっていた。この移民は過去の移民よりもイスラム教のアイデンティティが強く、共同体単位で同教の再活性化に一役買うこととなる。 2000年までには、パレスチナ系アラブ人やパレスチナ系の子孫が500世帯存在すると推定。国内に流入したパレスチナ人はほとんどがキリスト教徒で、ムスリムは少数に留まる。その大部分はラマッラーやエルサレム、ベイト・ジャラ、ベツレヘム近郊の農村出身者であった。ニカラグア国内のパレスチナ人は中米最大のアラブ人コミュニティを形成している。
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