19世紀末〜20世紀初頭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 01:55 UTC 版)
「ブラックウッズ・マガジン」の記事における「19世紀末〜20世紀初頭」の解説
『ブラックウッズ』はその後は初期ほどに成功することはなかったが、19世紀後半には植民地政策で英国支配地域で任務に就く人々の間で熱心な読者を得た。最も有名な成功例の一つとしては、1899年の2月〜4月の各号にジョゼフ・コンラッドの『闇の奥』を掲載したことが挙げられる。 コナン・ドイルは作家キャリアの最初期の1870年代末に“The Haunted Grange of Goresthrope”という短編小説を『ブラックウッズ』に送ったが掲載は却下されている。この原稿は2000年アーサー・コナン・ドイル協会が公開した。 第一次世界大戦中、『ブラックウッズ』は世界情勢の緊張を反映した物語や兵士向けの娯楽ものを掲載し、兵士たちが自由時間に読む雑誌となっていた。1915年7月にはジョン・バカンのスパイ小説『三十九階段』(The Thirty-Nine Steps)の連載が始まっている。また、1918年にはある将校が胸ポケットにこの雑誌を入れいていたために銃弾の衝撃が和らげられ、命が救われたというエピソードが残っている。
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