封禅とは? わかりやすく解説

ほう‐ぜん【封禅】

読み方:ほうぜん

中国古代天子行った天と地祭り山上土壇つくって天を祭り、山の下で地を祓(はら)い清めて山川祭った


ほうぜん 【封禅】

中国で、帝王政治成功天地報告するために、泰山山東省)で行った祭典元来、封は山頂での天の祭、禅は山麓での地の祭だったが、両者合したもの。

封禅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/20 09:27 UTC 版)

封禅(ほうぜん)は、帝王が天と地に王の即位を知らせ、天下が泰平であることを感謝する儀式である。




「封禅」の続きの解説一覧

封禅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 18:46 UTC 版)

始皇帝」の記事における「封禅」の解説

第1回目巡遊は主に東方精力的に回った途中泰山にて、始皇帝は封禅の儀を行った。これは天地祀る儀式であり、天命受けた天子中でも功と徳を備えた者だけが執り行う資格を持つとされ、かつて斉の桓公が行おうとして管仲必死に止めたと伝わる。始皇帝は、自らを五徳終始思想照らし「火」周王朝次いだ」の徳を持つ有資格者考え、この儀式遂行した。 しかし管仲の言を借りれば、最後に封禅を行った天子は周の成王であり、すでに500年上の空白があった。式次第残されておらず、始皇帝儒者70名ほどに問うたが、その返答はばらばらで何ら参考になるものはなかった。結局始皇帝は彼らを退け、秦で行われていた祭祀を基にした独自の形式で封禅を敢行した。頂上まで車道敷かれ南側から登った始皇帝山頂に碑を建て、「封」の儀式行った下り北側の道を通り、隣の梁父山で「禅」の儀式終えた。 この封禅の儀は、詳細明らかにされなかった。排除され儒家たちは「始皇帝暴風雨遭った」など推測による誹謗行ったが、儀礼不具合を隠す目的があったとか、我流形式であったため後に正し方法わかったときに有効性否定されることを恐れたとも言われる吉川忠夫は、始皇帝泰山で自らの不老不死を祈る儀式行ったため、全容秘匿する必要があったのではとも述べた

※この「封禅」の解説は、「始皇帝」の解説の一部です。
「封禅」を含む「始皇帝」の記事については、「始皇帝」の概要を参照ください。

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