ピストン‐リング【piston ring】
ピストンリング
ピストンのリング溝に装着され、シリンダー内壁とピストンとの間の気密を保つ働きと、燃焼によってピストンが受ける熱をシリンダーに伝える役目を受け持っている。耐摩耗性、強靭性、耐熱性、オイルの保持性などが要求され、通常、コンプレッションリング2本とオイルリング1本が取り付けられる。以前は特殊鋳鉄も用いられたが、最近ではプレス鋼板
製が多い。表面にクロムめっきやチタンナイトライト処理を施す場合がある。また圧縮リングは自己の張力と背面にかかるガス圧によってシリンダーに密着する。オイルリングの場合は、リング自体の張力のみによって密着する。ピストンリングが発明されて、エンジンの性能と耐久性が格段に向上したといわれている。
ピストンリング piston ring
ピストンリング
ピストンリング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/19 14:06 UTC 版)
ピストンリングとは、気密維持、潤滑などの目的でレシプロエンジンや圧縮機、油圧機器などのピストン外周の溝に装着される円環状の部品である。
- 1 ピストンリングとは
- 2 ピストンリングの概要
- 3 レシプロエンジンのピストンリング
ピストンリングと同じ種類の言葉
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