にじ華【ニジカ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10434号 |
登録年月日 | 2002年 7月 10日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | にじ華 よみ:ニジカ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 富山県 | |
品種登録者の住所 | 富山県富山市新総曲輪1番7号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 小泉昌広、岡崎桂一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「福娘」に(「コネチカットキング」×トサヒメユリ)の育成系統を交配して育成されたものであり、花はやや小輪の鮮黄橙色で中肋部が赤橙色のスカシユリ型の切花向きの品種である。草丈は50~74㎝、茎の直径は5.0~9.9㎜、上部及び中部の色は緑、下部の色は淡褐、毛じは無、節間長は茎の中央部は5~9㎜、止葉下は40~59㎜である。葉序は3/8、葉の全体の形は長楕円形、ねじれは無、葉幅は10~19㎜、葉長は6~8㎝、光沢は有、数は中、着生角度は60~89゜である。つぼみの形はⅣ型、花の向きは30~59゜、花房の形状は複散形花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は90~119㎜、内花被の幅は30~39㎜、長さは6~8㎝、外花被の幅は20~29㎜、長さは6~8㎝である。花色は花弁の基部は明黄橙(JHS カラーチャート1905)、地色及び縁部は鮮黄橙(同1906)、中肋部は赤橙(同1012)、裏面は黄橙(同1913)である。内花被1枚の斑点の数は30~39、外花被は10~19、つぼみの色は明黄橙(同1905)、内花被の形はⅦ型、外花被の形はⅠ型、内花被先端の形状はⅢ型、反転の程度はⅦ型、外花被先端の形状はⅢ型、反転の程度はⅦ型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸及び花粉の色は黄、第1花梗の長さは60~89㎜、花梗の太さは中、色は緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは30~59゜、1花茎の花数はやや多、花の香りは無、開花期は中である。「ほの華」と比較して、花弁の地色及び縁部の色が鮮黄橙であること、内花被及び外花被の斑点の数が多いこと等で、「福娘」と比較して、つぼみの形がⅣ型であること、花弁の地色及び縁部の色が鮮黄橙であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成2年に富山県農業技術センター野菜花き試験場(砺波市)において、「福娘」に(「コネチカットキング」×トサヒメユリ)の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「まどか」であった。 |
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