にたきこま【ニタキコマ】(野菜)
![]() |
登録番号 | 第12205号 |
登録年月日 | 2004年 8月 18日 | |
農林水産植物の種類 | トマト | |
登録品種の名称及びその読み | にたきこま よみ:ニタキコマ |
|
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 石井孝典、藤野雅丈、佐藤百合香、石内傳治、由比進、矢ノ口幸夫、伊藤喜三男、内海敏子、沖村誠 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「Coudoulet」を母系とし、「Piline」を父系とする交雑品種であり、果実はプラム形でやや小さく、完熟期の果皮は濃赤色の品種である。草姿は心止り、子葉の大きさは中、色は緑、胚軸のアントシアニン着色は有、節間長は長である。第1花房より下の葉数は中、花房間葉数は一般に3、葉色は緑、葉の着生角度は上向き、形は1型、巻葉性は弱、根の太さは中である。花房の形は単純、花弁の色は黄、花数は中、完熟期の果色は濃赤、果実表皮の色は黄、果形はプラム形、果頂部の形は平滑、果実の大きさはやや小、子室数は一般に2、果肩部の緑色は無、へた落ちの大きさは及び周囲のコルク化面積は小、果柄の離層は無、花落ちの形は点状、果肉の色は濃赤である。開花始期は中、着色始期は晩、可溶性固形物含量は中、酸度は高、全固形物量は中である。半身萎凋病抵抗性、萎凋病レースJ-1抵抗性及びJ-2抵抗性は有である。「なつのこま」及び「NDM051」と比較して、萎凋病レースJ-2抵抗性が有ること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、「Coudoulet」を母系とし、「Piline」を父系とする交雑品種であり、平成2年に野菜・茶業試験場(現独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構、岩手県盛岡市)において交配組合せ検定試験を実施し、3年から特性の調査を行い、11年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。 |
- にたきこまのページへのリンク