ねばりっ娘【ネバリッコ】(野菜)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10986号 |
登録年月日 | 2003年 2月 20日 | |
農林水産植物の種類 | やまのいも | |
登録品種の名称及びその読み | ねばりっ娘 よみ:ネバリッコ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 鳥取県 | |
品種登録者の住所 | 鳥取県鳥取市東町一丁目220番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 前田英博、大村修司、鷹見敏彦、川上和博、森本隆義、下中雅仁 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、埼玉県から導入した「いちょういも」に鳥取県在来の「ながいも」の選抜系統(狩野系)を交配して育成されたものであり、葉は長心臓形、芋は紡錘形で長い品種である。草勢は中、つるの巻性は右、断面の形は丸、色は赤紫である。葉の形は長心臓、大きさ及び長さは中、幅はやや広、葉脚部の窪みの深さは深、葉の肩張りは中、葉縁のくびれの程度は大、葉色は緑、葉脚部葉柄の着色は有、対生葉位は低である。むかごの着生程度は少、形状は球、大きさは小、色は淡褐である。芋の外皮色は褐、粗滑は滑、形は紡錘、着生数は1、芋の長さは長、首部の長さは中である。髭根の多少は少、肉色は白、粗密は中、粘度はやや弱、変色性は弱、貯蔵性及び早晩性は中、雌雄性は雌株である。「ながいも(狩野系)」と比較して、芋の形が紡錘であること、雌雄性が雌株であること等で、「いちょういも」と比較して、葉の形が長心臓であること、芋の形が紡錘であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成4年に鳥取県園芸試験場(倉吉市)において、埼玉県から導入した「いちょういも」に鳥取県在来の「ながいも」の選抜系統(狩野系)を交配して胚培養を行い、得られた個体の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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