ねばりごし【ネバリゴシ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9644号 |
登録年月日 | 2002年 1月 16日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | ねばりごし よみ:ネバリゴシ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2005年 1月 18日 | |
品種登録者の名称 | 長野県 | |
品種登録者の住所 | 長野県長野市大字南長野字幅下692の2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 新井利直、近藤武晴、後藤和美、前島秀和、手塚光明、久保田基成、中澤伸夫、小池秀彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「トドロキワセ」の放射線照射突然変異系統に「キヌヒカリ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(長野県須坂市)における成熟期は中生の晩、脱粒性が難、アミロース含量がかなり低の水稲、粳種である。草型は中間型、稈長及び稈の細太は中、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度は立、穂長は中、穂数はやや多、粒着密度はやや密、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、芒の有無と多少は無である。玄米の形は中、大小は小、精玄米千粒重は小、玄米の見かけの品質は中の上、光沢はやや良である。出穂期及び成熟期は中生の晩、耐倒伏性はやや強、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-i、穂いもち圃場抵抗性は中、葉いもち圃場抵抗性はやや弱、アミロース含量はかなり低である。「キヌヒカリ」と比較して、精玄米千粒重が小さいこと、アミロース含量が低いこと等で、「ソフト158」と比較して、精玄米千粒重が小さいこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-iであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和63年に長野県農事試験場(須坂市)において、出願者所有の「トドロキワセ」の放射線照射突然変異系統に「キヌヒカリ」を交配し雑種第4代で個体選抜、以後、系統育種法により育成された固定品種であり、平成4年から生産力検定試験及び特性検定試験を行い、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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