ほの華【ホノカ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8083号 |
登録年月日 | 2000年 3月 30日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | ほの華 よみ:ホノカ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 富山県 | |
品種登録者の住所 | 富山県富山市新総曲輪1番7号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 小泉昌広、岡崎桂一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「福娘」に「コネチカットキング」を交配して育成されたものであり,花は中輪の鮮橙色でスカシユリ型の切花向きの品種である。草丈は75~99㎝,茎の直径は5.0~9.9㎜,上部及び中部の色は淡緑,下部の色は淡褐,毛じは無,節間長は茎の中央部は5~9㎜,止葉下は20~39㎜である。葉序は3/8,葉の全体の形は披針形,ねじれは無,葉幅は10~19㎜,葉長は9~11㎝,光沢は無,数は中,着生角度は60~89゜である。つぼみの形はⅡ型,花の向きは15゜未満,花房の形状は複散形花序,全体の形はスカシユリ型である。花径は120~149㎜,内花被の幅は40~49㎜,長さは6~8㎝,外花被の幅は20~29㎜,長さは6~8㎝である。花色は花弁の基部,地色,中肋部及び縁部は鮮橙(JHS カラーチャート1306),裏面は明橙(同1305)である。内花被1枚の斑点の数は1~9,外花被は0,つぼみの色は明橙(同1604),内花被の形はⅤ型,外花被の形はⅣ型,内花被先端の形状はⅢ型,反転の程度はⅦ型,外花被先端の形状はⅢ型,反転の程度はⅦ型,花被のねじれは1/8未満,花被上の乳状突起は無である。花糸の色はオレンジ,花粉の色は黄褐,第1花梗の長さは60~89㎜,花梗の太さは中,色は淡緑,花梗への葉の着生は有,第1花梗の向きは60~89゜,1花茎の花数はやや多,花の香りは無,開花期は早である。「クラウディア」と比較して,茎の上部及び中部の色が淡緑であること,花弁の地色が鮮橙であること,外花被先端の形状がⅢ型であること等で,「スコーピオン」と比較して,茎の上部及び中部の色が淡緑であること,花房の形状が複散形花序であること,外花被先端の形状がⅢ型であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和63年に出願者の試験場(富山県砺波市)において,「福娘」に「コネチカットキング」を交配し,その実生の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,平成7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「S91-384」であった。 |
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