ほしたろう【ホシタロウ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第11231号 |
登録年月日 | 2003年 3月 26日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | ほしたろう よみ:ホシタロウ |
|
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 北海道 | |
品種登録者の住所 | 北海道札幌市中央区北三条西6丁目 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 菊地治己、前川利彦、田中一生、木内均、平山裕治、木下雅文、新橋登、丹野久、田縁勝洋、佐々木一男、佐藤毅、吉田昌幸 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「上育418号(後の「ほしのゆめ」)」に「空育150号(後の「あきほ」)」を交配して育成された固定品種であり、育成地(北海道上川郡比布町)における成熟期は早生の晩、穂数が多、障害型耐冷性が強の水稲、粳種である。草型は穂数、稈長はやや短、細太はやや細、剛柔及び葉身毛茸の有無と多少は中、止葉の直立の程度は立、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長はやや短、穂数は多、粒着密度及び穂軸の抽出度は中、穂型は紡垂状、穎毛の有無と多少は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少は稀、芒長は短、芒色は黄白-黄である。玄米の形はやや細長、大小はやや大、粒色は白、色沢はやや淡、精玄米千粒重はやや大、玄米の見かけの品質は上の下、光沢はやや良、香りは無、腹白の多少及び胴割の多少は極少である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期は中生の早、成熟期は早生の晩、穂揃日数は中、障害型耐冷性は強、出穂遅延型耐冷性及び耐倒伏性は中、脱粒性は難、地上部全重は中である。いもち病推定遺伝子型はPi-a、i、k、穂いもちほ場抵抗性は中、葉いもちほ場抵抗性はやや弱 、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)である。アミロース含量は中、蛋白質性含量はやや低である。「あきほ」と比較して、穂数が多いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-a、i、kであること、「きらら397」と比較して、障害型耐冷性が強いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-a、i、kであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成5年に北海道立上川農業試験場(上川郡比布町)において、「上育418号(後の「ほしのゆめ」)」に「空育150号(後の「あきほ」)」を交配し、雑種第3代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
- ほしたろうのページへのリンク