ほうしゅん【ホウシュン】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10365号 |
登録年月日 | 2002年 7月 10日 | |
農林水産植物の種類 | 大麦 | |
登録品種の名称及びその読み | ほうしゅん よみ:ホウシュン |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 福岡県 | |
品種登録者の住所 | 福岡県福岡市博多区東公園7番7号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 古庄雅彦、馬場孝秀、山口修、吉田智彦、濱地勇次、川亮、水田一枝、吉野稔、石川直幸、加島典子、大塚勝、小玉雅晴、德江紀子、加藤常夫、神永明、佐々木昭博、桐生光広 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「吉系19」と「関東二条25号」の雑種第1代にHordeum bulbosumを交配し、半数体育種法により育成された固定品種であり、育成地(福岡県筑紫野市)における成熟期は早、しま萎縮病抵抗性及びうどんこ病抵抗性が極強、粳性の醸造用原料向きの品種である。叢性は直立、株の開閉はやや閉、稈長は中、細太はやや細、剛柔及び葉色は中、穂型は矢羽根型、穂長は中、粒着の粗密はやや密、抽出度は中、条性は二条、芒の有無と多少は多、芒長は中、芒の粗滑はやや粗、ふの色は淡黄である。粒の形は中、大小はやや大、底刺毛茸の長短及び鱗皮の毛の長短は長、千粒重はやや大、リットル重は中、原麦粒の見かけの品質は中の上である。播性の程度はⅠ、出穂期及び成熟期は早、粳・糯の別は粳、皮裸性は皮、穂発芽性はやや難、脱粒性は中、耐倒伏性及び耐湿性はやや強である。整粒歩合は多、浸麦時間は短、麦芽エキス及びエキス収量は多、ジアスターゼ力は大、しま萎縮病抵抗性は極強、赤かび病抵抗性はやや強、うどんこ病抵抗性は極強である。「あまぎ二条」と比較して底刺毛茸が長いこと、しま萎縮病抵抗性が強いこと等で、「アサカゴールド」と比較して、うどんこ病抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和62年に福岡県農業総合試験場(筑紫野市)において、「吉系19」と「関東二条25号」の雑種第1代にH. bulbosumを交配して半数体個体を作出し、半数体育種法により育成された品種であり、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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