鹿児島県と日本テレビ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 07:24 UTC 版)
「鹿児島讀賣テレビ」の記事における「鹿児島県と日本テレビ」の解説
かつて日本テレビ系列の番組は、オープンネット時代は南日本放送(MBC)が、その後は鹿児島テレビ(KTS)が受け持っていた。しかし、同局は開局当初フジテレビ、テレビ朝日とのクロスネット体制を敷いていた。3系列の番組は時期により変動はあったもののほぼ均等であったが、日本テレビ系列については20%台から30%台を推移していた。 その後、第3局の開局に際しては、「鹿児島県については隣の熊本県の第3局の動向を見て開局する」とし、同県3局目に日本テレビ系の熊本県民テレビ(1982年4月1日開局)が内定した事により、鹿児島県にはその半年後の1982年10月1日、テレビ朝日系列の鹿児島放送(KKB)が開局。 これにより、鹿児島テレビは日本テレビとフジテレビのクロスネット局となった。1982年10月 - 1992年3月の9年半は日本テレビ系列を優先する編成を組んでいた。特に1983年10月の改編時点ではプライムタイムの日本テレビ・フジテレビ両系列の放送比率2:1という体制を取っていたが、地元視聴者から度重なる苦情が寄せられ、1985年4月の改編からはようやく両系列とも均等な放送時間に組み替えた。また、1992年4月・10月の改編では当局の開局を控えていた事もあり、日本テレビ系列の番組枠を大量に撤廃して徐々にフジ色を強くしていき、平日・土日とも日中・深夜帯並びにローカルセールス枠を中心にフジテレビ系主体に切り替えていった。 南日本放送でも日本テレビの番組は放送されていたが、鹿児島放送開局時にそれまで放送していたほとんどの番組が鹿児島テレビへ移動し、1994年の当局開局時においても一部のスポンサー番組を除き、姿を消した。 なお、鹿児島テレビはクロスネット時の1992年10月改編を最後に早朝・プライムタイム・ニュースを除く日本テレビ系番組のうち、その約8割を打ち切り。同年10月4日を以って、フジテレビ系メインネットの体制へと完全に移行した。
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