高知県指定保護有形文化財
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森田久右衛門江戸日記(古文書)高知市・個人所蔵。久野正伯から指導を受けた森田久右衛門が、延宝6年(1678年)に第4代藩主の豊昌に従い江戸に上った際の記録である。久右衛門は江戸への途上で京都や大坂、瀬戸など各地の窯を視察し、それぞれの様子や陶工の名前、作品を同日記に書き留め、また江戸滞在中には幕府大老の酒井忠清など大名や茶人の面前で作陶を披露し、彼らの好みに応じて即興で作品を仕上げたことを記している。江戸時代前期の窯業の実態だけでなく、当時の江戸における茶道や芸能、風俗などを知る上でも重要な史料である。1987年(昭和62年)4月17日指定。 宗安禅寺の屋頂宝珠(歴史資料)宗安寺所蔵・元禄4年(1691年)に改築された同寺不動堂の堂頂を飾っていた宝珠で、伏盤の一面上部に「奉寄進」と記し、その下に設けた格狭間の内に「元禄十三 庚辰歳 土州 尾戸之住 山崎平内」と鉄釉銘がある。1991年(平成3年)3月26日指定。 永福寺の陶製位牌(工芸品)永福寺所蔵。久野正伯から指導を受けた山崎平内が宝永元年(1704年)に自身の両親の五十年忌に際して製作したもので、二人分の位牌を一体に合わせた形状をなす。2000年(平成12年)3月28日指定。
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