音域が非常に広く、超高音・超低音の両方とも扱える例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 03:45 UTC 版)
「88鍵のピアノの音域外の音」の記事における「音域が非常に広く、超高音・超低音の両方とも扱える例」の解説
MIDIでは、ノートナンバー0~127で、C-1からG9までを扱える。電子ピアノや電子キーボードの類は、トランスポーズやオクターブシフト機能が使える場合、仕様上発音可能な音域の外の音が鍵盤の範囲内に入ることがあり、その音を発音すべき場合はオクターブ折り返して(発音可能音域に最も近い同名の音に置き換わって)発音される(例えば発音可能音域を88鍵のピアノの音域(A0-C8)として、G#0を発音すべき場合、G#1として発音される)が、現在発売されているものはMIDIの全音域を発音できることが多い。MIDIではピッチベンドを使えばノートナンバーを変えずに2オクターブまで上下させることができるので、これも考慮に入れれば実質C-3からG11まで扱える計算になる。 パイプオルガンは、物によって音域がまちまちであるが、超低音では最低で128フィートのC-2が出せるものが存在する。楽器で正規の方法で出せる楽音としては、このC-2は史上最低の音と思われる。もっとも人間の耳で音程を感じることは到底不可能と思われるし、実際の音楽で使われることも皆無に等しいと思われる。ただ、超大型オルガンには備え付けられているものの、現実的には64フィートあるいは32フィートまでが備え付けられていることが多い。超高音については、1フィートのストップを備えるオルガンはもう珍しくなく、C10の音を出せるものは普通に存在する。それより更に1オクターブ高いC11は実際に設置する場合実現不可能であろうと思われるが、ヴァーチャル・オルガンなら可能である。 グアテマラのマリンバで最大のものは、137の音板を持つ11オクターブ以上のもので、複数の奏者で演奏する。
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