音場設計
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/15 16:45 UTC 版)
「ポエム・エレクトロニク」の記事における「音場設計」の解説
ヴァレーズは映像に合わせて、とても複雑な音場設計を行なっている。400個以上のスピーカーを多くの回転式ダイヤルで音響投影技士が制御するという、アクースモニウムを彷彿とさせる音響投影法を実施。それぞれのダイヤルは一度に12列に並んだずつ5個のスピーカーを駆動出来る。当初450個程度のスピーカーを利用出来ると想定したが、実際には制御システムと音響投影技士に限界があり、350個程度が合理的とされた。 スピーカーはパビリオン内部の天井に設置され、アスベストで上塗りされた結果、見た目はデコボコになったが、アスベストが固まり洞穴の様な音響空間が実現した。この音場設計はパビリオン建築の独特なレイアウトを活用していて、スピーカーは天井最高部まで設置され、ヴァレーズは壁面を音響が上下するようにこの可能性を充分に活用した。
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