静岡県とミカン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 00:27 UTC 版)
ミカンの起源は奈良時代以前にまで遡るが、生食用としては江戸時代初期、徳川家康が駿府城に隠居したとき、紀州から紀州みかんが献上され、家康が植えたこの木が起源とされている。現在も駿府城公園に「家康公お手植えのみかんの木」として残っている。 静岡県内で最も広く栽培されている温州みかんの一品種である青島みかんは、静岡市の青島平十氏が昭和初期に自己のみかん畑で枝変わりを発見、育成したもので、普通の温州みかんに比べ一回り大きく形はやや平たく味にコクがあるのが特徴。浜松市三ケ日町のものは「三ケ日みかん」として有名である。 オレンジ色をシンボルカラーにしている企業や団体などが多数存在する。 代表例 国民体育大会の静岡県選手団のシンボルカラー1957年に行われた静岡国体ではそれまで東京都が独占してきた天皇杯を初めて獲得し「オレンジ旋風」と称された。 清水エスパルスのシンボルカラー 静鉄オレンジツアー 東海道本線のラインカラー80系およびその塗色を踏襲した湘南電車の黄かん色に由来。この塗色は静岡特産のミカンと茶(ミカン畑との意見もあるが)をイメージしたなどといったもっともらしい説明がされることがあるが、実際はアメリカのグレート・ノーザン鉄道をモデルにしたものであり、まったくの無関係である。
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