青澄ダム問題関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/18 01:06 UTC 版)
今川 記憶喪失になっている老女。記憶喪失になる前は鹿児島県青澄村に住む炭焼き職人妻の白鳥敏江という名前があり、遥の母にあたる。夏木の両親が村人に殺害された現場を目撃、村人に殺害されそうになった健太を川に転落して死亡した本物の遥の身代わりとして育てることにした。その後、青澄ダム建設に関わった人間が遥に殺害されているのに勘付くが、先に気付かれた遥によって崖から転落したように見せかけて殺害されそうになり、川に流されて行方不明という形で死亡したことになっていた。 夏木 元毎朝新聞政治部記者。青澄ダム建設の取材の過程でダム建設にネガティブな事実を入手して記事にしようとするも、上から止められたため毎朝新聞を退社、青澄村に家族で移り住んだ。移住後は青澄ダム建設については地元住民の強い支持があったために賛成していたが、同僚だった今柿からダム建設に関する疑惑を知って調査した結果、ダム建設の裏に隠された真実を知り反対に転じた。しかし、亀沼から提示された高額の保証金に目が眩んだ村人によって妻と共に殺害された。村を襲った土石流によって死亡したことになっていた。息子の健太は遥と同級生。 亀沼春介 鹿児島県選出の国会議員。青澄ダム建設推進の中心的存在。旧建設省の族議員。遊説中に死亡した。 息子が鹿児島市内で熊河の息子と共にホームレスとの些細な揉め事により死亡させてしまったことについて、自らの社会的地位を守るために息子がホームレスを死なせたことが露見しないように画策し、ホームレスを死なせたとして逮捕取調べ中に死亡した容疑者の父の奈関に警察への告訴を取り下げる代わりに青澄ダム工事復活を約束した。夏木がダム建設工事復活の裏に隠された真実を公にしようとしたことを知ると、高額の保証金を提示して村人を焚きつけ夏木夫婦を殺害させ、村を襲った土石流による事故死としてもみ消した。仲阪とは昔からの友人で、仲坂には都議時代に貸しがあった。 熊河吾助 地元警察署署長。息子が鹿児島市内で亀沼の息子と共にホームレスとの些細な揉め事により死亡させてしまったことについて、自らの社会的地位を守るために息子がホームレスを死なせたことが露見しないように画策し、容疑者死亡について警察内部に再捜査を行わないように根回しした。 奈関 奈関建設社長。亀沼の後援会所属。ドラ息子の隆がホームレスを死亡させた容疑者とされたまま取調べ中に死亡したことについて、息子は無実であるとして妻が警察に告訴しようとしていたことについて、会社経営のために中止になりかけた青澄ダム工事復活を亀沼から持ちかけられたことで警察への告訴を取り下げた。青澄ダム建設において仕事が優先的に与えられた。 吉田源造、野倉剛、田河保郎、宮長伸太、今見虎夫 鹿児島県青澄村元村民。青澄ダム建設賛成派。青澄ダム建設による移転後に5人全員が不審死をしている。
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