闘う姿勢
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/23 16:45 UTC 版)
「ファイティングポーズ」の記事における「闘う姿勢」の解説
もっぱら拳を使った格闘技であるボクシングや、蹴り技などを使いながらも主な攻撃を拳から繰り出すボクシング系統の格闘技では、拳を顎の近くで構え、脇を締め、目線を前に向ける姿勢を執れば、それが「オーソドックススタイル」と呼ばれるファイティングポーズである。右利きと左利き(サウスポー)とでは基本の構えが異なり、右利きは右拳を左拳よりやや上に、左利きでは左拳を右拳よりやや上に突き出す。また、ボクサーは撮影用やファンサービスの一環でファイティングポーズを執ってみせることが多い。 ボクシング系統以外の殴り攻撃のある格闘技、例えば空手にもファイティングポーズがあるが、様々な型があり、多くはボクシング系のオーソドックススタイルのように顎をがっちりとガードするのではなく、上半身全般への攻撃に備える体勢を執る。 また、殴り攻撃の無い柔道では、相手を組み止める準備段階として襟もしくは袖を取りに行く体勢か、両腕を斜め上方に突き出すポーズが、ファイティングポーズに当たる。 同じく殴り攻撃の無いアマチュアレスリングでは、テイクダウン(タックル)を狙う準備段階として前傾姿勢を執る。これが試合におけるファイティングポーズがあるが、それとは別に、撮影用やファンサービスとして執る決めポーズは試合でやることの無いボクサー仕様のファイティングポーズであることが何故か多い。 なお、相撲は格闘技である前に神事であることから、取組(割)でファイティングポーズを執ることは固く禁じられている。ただ、決まり手や禁じ手を観客に面白おかしく紹介する見世物である初切では、力士がやってはいけない行為の一例としてボクサーやプロレスラーばりの派手なファイティングポーズを執って観客を沸かせるのが昭和後期以来の定番ネタとなっている。
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