関連ジャンル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 09:21 UTC 版)
「プログレッシブ・ロック」の記事における「関連ジャンル」の解説
ズール フランスのマグマ周辺のバンドやミュージシャンによる音楽がこれにあたる。独自の音楽形態を昇華してプログレとして扱われつつもひとつのジャンルに確立されたもの。 ジャズ・ロック 1970年前後にアメリカのジャズのマイルス・デイヴィスやイギリスのギタリスト、ジョン・マクラフリンらが伝統的な手法に縛られないエレクトリック・ジャズというスタイルを追求した。ロックでは英国人のジェフ・ベックなどが、ジャズ・ロックやフュージョンへのアプローチを見せていた。またイギリスのジャズ・ロックでは、イアン・カーのニュークリアス、マイク・ウェストブルック、ニール・アードレイ、ジョン・ハイズマンのコロシアムなど多くのアーティストがジャズとロックの融合に挑戦していた。(ブライアン・オーガーなどは1967年にはザ・トリニティーを結成していた) ハードロック、ヘヴィメタル プログレが生まれた1970年代はハードロック・バンドのアルバム中に、プログレの曲が含まれることも多かった。レッド・ツェッペリンの「天国への階段」やユーライア・ヒープの「七月の朝」などが、その代表的な例である。ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズには、クラシック音楽の素養があった。ジョン・ポール・ジョーンズとジミー・ペイジは、中流階級出身者である。 シアトリカル・ロック クイーン、ミートローフ、アリス・クーパーなどのドラマ性のある大仰なロック。プログレにカテゴライズされないケースが多いが、プログレ的な要素として語られることがある。なお、プログレ的側面からこのように語られるバンドも普段は別のジャンル名で呼ばれる場合も多い。 アメリカン・プログレ・ハード、アリーナ・ロック、産業ロック カンサス、ボストン、ジャーニー、スティクス、TOTOが有名で、コーポレート・ロック、産業ロックとも呼ばれている。米国のバンドが多いが、英国のエイジア、スーパートランプも、このジャンルに属する。プログレの大仰で華やかな部分を押さえながら、難解さ・複雑さは少なく、商業主義的なポップ・ロックと言ってよい。 プログレッシブ・メタル 前述の通りプログレとHR/HMの融合は両者の隆盛期から行われてきたが、特に1980年代中盤にアメリカで結成されたクイーンズライク、ドリーム・シアター、ペイン・オヴ・サルヴェイション、シンフォニー・エックス、フェイツ・ウォーニングらのバンド、及びそのフォロワーに使用されることが多い。ラッシュからの影響も指摘されている。元ドリーム・シアターのマイク・ポートノイはフェイツ・ウォーニングが元祖であると述べている。
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