鉦たたきとは? わかりやすく解説

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かね‐たたき【××叩き】

読み方:かねたたき

鉦をたたくこと。また、その人

撞木(しゅもく)」に同じ。

鉦をたたいて経文などを唱え金品請い歩く者。かねたたき坊主

直翅(ちょくし)目カネタタキ科の昆虫コオロギ一種で、体長約1センチ褐色。雄は短い黒褐色前翅(まえばね)をもち、後ろ翅を欠く。雌は翅をもたない。秋、雄はチンチンと鉦をたたくような声で鳴く関東以西分布。《 秋》「暁は宵より淋し—/立子

鉦叩きの画像

鉦たたき

読み方:カネタタキ(kanetataki)

鉦をたたいて経文唱え門付などをして喜捨乞う僧形下級宗教芸能者

別名 八丁鉦、やつからかね


鉦叩

(鉦たたき から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 02:42 UTC 版)

鉦叩(かねたたき)は、中世近世12世紀 - 19世紀)の日本に存在した民俗芸能大道芸の一種であり、およびそれを行う者である[1][2][3]鉦叩き鉦たたき金タタキとも表記する[1][2][3][4]。「七道者」に分類され[4][5]、やがて江戸時代17世紀 - 19世紀)には歌念仏(うたねんぶつ)に発展するものあり、八丁鉦(はっちょうがね)あるいは八柄鉦(やからがね)とも呼ばれるようになり、門付芸となった[3][6][7][8][9][10][11]かねたたき坊主(かねたたきぼうず)とも[2]


  1. ^ a b c d 鉦叩大辞林 第三版コトバンク、2012年8月22日閲覧。
  2. ^ a b c d e 鉦叩きデジタル大辞泉、コトバンク、2012年8月22日閲覧。
  3. ^ a b c d e f 鉦たたき世界大百科事典 第2版、コトバンク、2012年8月22日閲覧。
  4. ^ a b c d 脇田、p.68, p.161-162.
  5. ^ a b 世界大百科事典 第2版『声聞師』 - コトバンク、2012年8月22日閲覧。
  6. ^ a b c 八丁鉦、世界大百科事典 第2版、コトバンク、2012年8月22日閲覧。
  7. ^ a b c 八丁鉦、大辞林 第三版、コトバンク、2012年8月22日閲覧。
  8. ^ a b c d 八柄鉦、デジタル大辞泉、コトバンク、2012年8月22日閲覧。
  9. ^ a b c d 歌念仏、世界大百科事典 第2版、コトバンク、2012年8月22日閲覧。
  10. ^ a b 歌念仏、デジタル大辞泉、コトバンク、2012年8月22日閲覧。
  11. ^ a b 歌念仏、大辞林 第三版、コトバンク、2012年8月22日閲覧。
  12. ^ a b 洛中洛外図屏風 (歴博甲本)国立歴史民俗博物館、2012年8月23日閲覧。
  13. ^ 大辞林 第三版『林清節』 - コトバンク、2012年8月22日閲覧。
  14. ^ 三好、p.398.


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