鉄道院職員教習所とは? わかりやすく解説

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鉄道院職員教習所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/11 02:13 UTC 版)

鉄道教習所」の記事における「鉄道院職員教習所」の解説

1909年明治42年)、鉄道院初代総裁後藤新平によって各鉄道管理局東部中部西部九州北海道)ごとに鉄道院職員地方教習所が、東京鉄道院職員中央教習所設置された。いずれも入所資格部内職員のみであった単なる技術習得よりも人格修養重視した地方教習所教習期間6月以内、以下地教)は所属長推薦のみで選抜し学科試験はなかった。学科業務科(駅務系統)、運転科運転系統)の2学科体制基本であった教習科目車輛保線法規信号保安列車運転計画交通地理計理統計といった鉄道業務に関するものの他に、精神講話数学、英語のような普通科目を教えていた。教習間中無給だが、総裁許可得て一定の教習手当支給できた。 中央教習所(以下中教)は普通科(甲部=業務乙部=運転の2部制)、英語科特科の3学科である。特科英語科には卒業4年間の奉職義務があった。修学旅行実施した。ただし特科実際に設置されなかった。 普通科6月以内)は官公中学校卒業程度学力有する者、地教修了後に現場で成績優秀な者を所属長推薦によって選抜し入所させた。普通科はもともと2期限り臨時組織であったが、向学心があっても経済的な事情から進学の夢を断たれ職員学びの場を提供することとなり、制度恒久化された。 特科1年以内)は中教普通科卒業生または各部局所長推薦した者で学科試験合格した者、中教普通科卒業者で中教所長が特に推薦したものを入所させる英語科6月以内)は年齢25歳以下で官公中学校卒業程度学力有し勤続6ヶ月上で将来永く鉄道勤務することが確実な職員対し選抜試験課した上で入所させた。

※この「鉄道院職員教習所」の解説は、「鉄道教習所」の解説の一部です。
「鉄道院職員教習所」を含む「鉄道教習所」の記事については、「鉄道教習所」の概要を参照ください。

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