金田秀太郎とは? わかりやすく解説

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金田秀太郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/05 09:40 UTC 版)

金田 秀太郎(かねだ ひでたろう、1873年明治6年)1月28日 - 1925年大正14年)6月11日)は、日本海軍軍人。最終階級は海軍中将。祖父に伊庭秀業、伯叔父に伊庭八郎伊庭想太郎、孫に元海上自衛隊海将の金田秀昭がいる。

経歴

静岡県出身。金田武司(伊庭秀業の次男)・マスの長男として生まれる。1894年明治27年)11月、海軍兵学校21期)を卒業し、少尉候補生として「高千穂」に乗り組み日清戦争に出征。1895年(明治28年)12月に海軍少尉任官。砲術練習所で学んだ。

1898年(明治31年)12月、「出雲」回航委員としてイギリスに出張。1900年(明治33年)3月、「出雲」分隊長となり、「吾妻」分隊長を経て、海軍大学校で乙種学生、選科学生として学ぶ。1903年(明治36年)12月、「鎮遠」分隊長に就任し、「音羽」砲術長に転じ日露戦争に出征した。1905年(明治38年)1月、海軍少佐に昇進。

1905年(明治38年)6月、「壱岐」砲術長に就任し、砲術練習所教官兼分隊長を経て、同年12月、イギリス駐在の発令を受けた。1908年(明治41年)4月、艦政本部出仕となり、兼海軍砲術学校教官、兼東京帝国大学講師嘱託(1911年(明治44年)7月まで)を務め、1909年(明治42年)10月、海軍中佐に進級。1912年(明治45年)4月、艦政本部員に発令され、「生駒」「河内」の各副長、横須賀鎮守府付、艦政本部出仕、艦政本部員、兼海大教官などを歴任し、1914年大正3年)12月、海軍大佐に昇進。

1915年(大正4年)3月、砲術学校教官を兼務し、海軍技術本部員兼海大教官兼砲術学校教官、欧州各国出張、海軍火薬廠設立準備委員、兼造兵監督官、横須賀海軍工廠造兵部長を務め、1919年(大正8年)12月、海軍少将に進級した。1921年(大正10年)12月、艦政本部第1部長となり、呉海軍工廠長、艦政本部出仕を経て、1923年(大正12年)12月、海軍中将に進んだ。1924年(大正13年)2月、待命そして予備役に編入された。

栄典

位階
勲章等

脚注

  1. ^ 『官報』第3783号「叙任及辞令」1896年2月12日。
  2. ^ 『官報』第4402号「叙任及辞令」1898年3月9日。
  3. ^ 『官報』第4902号「叙任及辞令」1899年11月1日。
  4. ^ 『官報』第6422号「敍任及辞令」1904年11月25日。
  5. ^ 『官報』第7949号「叙任及辞令」1909年12月21日。
  6. ^ 『官報』第757号「叙任及辞令」1915年2月12日。
  7. ^ 『官報』第2237号「叙任及辞令」1920年1月21日。
  8. ^ 『官報』第3416号「叙任及辞令」1924年1月15日。
  9. ^ 『官報』第3483号「叙任及辞令」1924年4月7日。
  10. ^ 『官報』第3727号「叙任及辞令」1895年11月29日。
  11. ^ 『官報』第3889号・付録「辞令」1896年6月17日。p1
  12. ^ 『官報』第6728号「叙任及辞令」1905年12月2日。
  13. ^ 『官報』7005号・付録「叙任及辞令」1906年11月2日。p24中段
  14. ^ 『官報』第539号「叙任及辞令」1914年5月18日。
  15. ^ 『官報』第1189号・付録「叙任及辞令」1916年7月18日。p9

参考文献

  • 外山操編『陸海軍将官人事総覧 海軍篇』芙蓉書房出版、1981年。
  • 福川秀樹『日本海軍将官辞典』芙蓉書房出版、2000年。
  • 海軍歴史保存会編『日本海軍史』第9巻、発売:第一法規出版、1995年。

関連項目




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