釈迦ヶ岳 (鈴鹿)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/14 18:51 UTC 版)
釈迦ヶ岳(鈴鹿) | |
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国見岳から望む釈迦ヶ岳
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標高 | 1091.89[1] m |
所在地 | 日本(滋賀県・三重県) 滋賀県東近江市 三重県三重郡菰野町 |
位置 | 北緯35度03分56秒 東経136度26分29秒 / 北緯35.06556度 東経136.44139度 |
山系 | 鈴鹿山脈 |
種類 | 隆起(花崗岩) |
釈迦ヶ岳の位置 | |
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釈迦ヶ岳(しゃかがたけ)は、三重県三重郡菰野町と滋賀県東近江市の境界にある標高1,092mの山。鈴鹿山脈のほぼ中央部に位置する。南側には、国見岳などを挟んで、日本二百名山の御在所岳(御在所山)がある。
概要
鈴鹿セブンマウンテンの一つである。また、東近江市が市政10周年を記念して2015年(平成27年)9月に選定した鈴鹿10座の一座でもある[2]。
この山の名前の由来は、釈迦の寝姿に似ているところによる。古生層の花崗岩の山である。 山麓には朝明渓谷(あさけけいこく)があり、尾高山周辺に三重県民の森が広がる。
鈴鹿国定公園内にある。庵座谷(あんざたに)の登山ルートには、落差40mの庵座ノ滝がある。
登山道
南側の朝明ヒュッテを基点とするルートが一般的である。 三重県側は崩壊が激しいので、ガレ場などの通行は注意が必要である。
北側の八風渓谷から八風中峠を経て山頂に達するルートもある。
地理
周辺の山

山容 | 名称 | 標高 (m) |
三角点等級 基準点名[1] |
釈迦ヶ岳からの 方角と距離(km) |
備考 |
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竜ヶ岳 | 1,099.26 | 二等 「竜ケ岳」 |
北 6.0
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三池岳 | 971.46 | 三等 「八風峠」 |
北 2.2
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釈迦ヶ岳 | 1,091.89 | 三等 「釈迦ヶ岳」 |
0 | |
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羽鳥峰 | 860 |
南西 1.8
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尾高山 | 533 |
東 2.4
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金山 | 906 |
南西 2.8
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水晶岳 | 954.11 | 三等 「千草越」 |
南西 3.6
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国見岳 | 1,170 |
南 4.7
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(標高未確定) | |
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御在所岳 | 1,212 | (一等)「御在所山」 (1209.37 m) |
南 5.4
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日本二百名山 |
源流の河川
源流となる以下の河川は、伊勢湾と琵琶湖へ流れる。
脚注
- ^ a b “基準点成果等閲覧サービス”. 国土地理院. 2011年4月4日閲覧。
- ^ “滋賀県におけるエコツーリズムの推進について”. 滋賀県議会 琵琶湖環境対策特別委員会. p. 6. 2025年2月15日閲覧。
- ^ 朝日新聞(2009年5月27日の夕刊)の記事
参考文献
- 『鈴鹿の山 万能ガイド』中日新聞社、ISBN 4-8062-0526-5
- 『地図で歩く 鈴鹿の山』中日新聞社、ISBN 4-8062-0464-1
- 『改訂新版 名古屋周辺の山』山と渓谷社、ISBN 978-4-635-18017-7
- 『改訂版 三重県の山』山と渓谷社、ISBN 978-4-635-02373-3
- 『フルカラー特選ガイド 鈴鹿を歩く』山と渓谷社、ISBN 4-635-17084-5
- 『御在所・霊仙・伊吹 2010年版 (山と高原地図 44)』昭文社、ISBN 978-4-398-75724-1
関連項目
外部リンク
- 釈迦ヶ岳 (鈴鹿)のページへのリンク