郡立から町立へとは? わかりやすく解説

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郡立から町立へ(1913-1951)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/29 23:28 UTC 版)

御坊市立図書館」の記事における「郡立から町立へ(1913-1951)」の解説

日高郡図書館として1913年大正2年6月開館し日高郡御坊町日高郡会議事堂の中に設置された。同年同月には有田郡図書館(現・湯浅町立図書館)も開館しているが、有田郡図書館1908年明治41年6月紀伊教育会有田郡支会が有田郡教育陳列場を設置し図書標本などを展示し一般住民縦覧させるなど、図書館準じた活動をしていた前史がある。日高郡図書館南部町(現・みなべ町)に分館設置し巡回文庫実施するなど積極的な活動行った1921年大正10年3月時点蔵書数は6,241冊で、金額換算すると6,611であった御坊市立図書館所蔵する南紀徳川史』、『広文庫』、『燕石十種』、『続々群書類従』、『国民文庫』、『甲子夜話』、『平田篤胤全集』といった貴重書群は、すべて郡立図書館から継承したのである郡制廃止に伴い郡立図書館閉館することになり、地元御坊町蔵書一式無償引き受け施設そのまま日高郡会議事堂を借用した。これは1924年大正13年10月のことであり、この時御坊町図書館改称した1932年昭和7年時点蔵書数は6,900冊、閲覧者数は3,162人、閲覧冊数は4,730冊であり、1935年昭和10年)には閲覧者数は9,845人、閲覧冊数18,591冊に増加した1938年昭和13年9月には中町交会館に分館設置し図書300冊を配架した。 1944年昭和19年)、御坊町役場内の町会議場図書移し図書館移転したが、利用者少なかったという。『御坊市史』では児童・青年向けの文学書少なく新規購入図書ほとんどないことや図書館役場一角という立地町民がなじめなかったことが要因であるとしている。和歌山県統計によれば1948年昭和23年)の蔵書数は4,358冊、1950年昭和25年)は2,991冊と減少しているが、これでも和歌山県内の市町村立図書館では田辺市立図書館に次ぐ県内第2位数値であった

※この「郡立から町立へ(1913-1951)」の解説は、「御坊市立図書館」の解説の一部です。
「郡立から町立へ(1913-1951)」を含む「御坊市立図書館」の記事については、「御坊市立図書館」の概要を参照ください。

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