通貨バスケット制
通貨バスケット制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/21 03:21 UTC 版)
通貨バスケット制(つうかバスケットせい、英: Currency basket)は自国の通貨を複数の外貨に連動したレートにする固定相場制のことである。
- ^ http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010061900338 人民元、対ドル連動を解除=中国人民銀-週明けから切り上げか、2010年6月20日 時事通信社
- 1 通貨バスケット制とは
- 2 通貨バスケット制の概要
通貨バスケット制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/04 16:03 UTC 版)
アメリカドルのみと連動させてきたそれまでの制度から、アメリカドル・日本円・欧州ユーロ・韓国ウォンを主要通貨に、シンガポールドル・イギリスポンド・マレーシアリンギット・ロシアルーブル・オーストラリアドル・タイバーツ・カナダドルという、11の通貨による通貨バスケット制度に切り替えた。ただし、バスケット相場はあくまで通貨当局の運用面での参考値であり、当初人民銀行は「若干の主要通貨を選択し相応の加重平均をしてバスケットを組成する」とだけ述べ通貨比率はおろか構成通貨自体の明言も避けていた。 バスケット制の採用は中国人民銀行の「急激な変動は我が国の根本的な利益に合致しない」との意向に則したもので、貿易量に応じてバスケットの為替レートが変動する事によりある国の通貨との間で起きた変動幅がバスケット全体の中では緩和されるため、これにより為替レートでの急激な変動を抑える事ができる。 通貨バスケット制度は当時複数の東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国が既に導入しており、2005年2月にはロシアも採用していた。中国ではアジア通貨危機後の1999年に中国人民銀行の通貨政策委員会でバスケット制度の導入を取り上げて以来、7年という長い検討期間を経て日の目を見る形となった。
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