近代化更新
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 06:42 UTC 版)
「チェコスロバキア国鉄411.9形電車」の記事における「近代化更新」の解説
EMU46.001は1973年、トレンチアンスカ・テプラー村市街地の一級道路61号線との平面交差でトラックと衝突事故を起こし、廃車された。残る2両も老朽化で故障が相次いだことから、1984年から1988年にかけてオストラヴァ輸送企業体(DP Ostrava)とウルートキ機関区(RD Vrútky)で近代化更新工事を施工し、EMU46.1形に改番した。 客室はタトラT3形路面電車に準じた一体窓と座席に交換したほか、架線電圧降圧に合わせ電装機器を600V対応に改め、制動装置はDK-P空気ブレーキとDAKO-BSE電気ブレーキに交換。前面窓を1枚窓とし前照灯などの配置も変更した。さらにEMU46.001の電装部品を転用して付随客車1両も同様の近代化工事と電装工事を行って電動客車化し、EMU46.1形に編入した。 1988年のチェコスロバキア国鉄大改番でEMU46.1形は411.9形、Balm/u形は911.9形に改番した。1990年度にはウルートキ機関区で付随客車のまま残った911.9形2両の近代化更新工事が行われ、この際折り返し運転の合理化のため、片側に運転台を新設し制御客車に改造されたが、形式番号は変わっていない。
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