車載デコーダ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/10/07 00:45 UTC 版)
セレクトリックスの車載デコーダは伝統的に競合するシステムと比較して小型である。この理由はセレクトリックスがNゲージやZゲージの鉄道模型を対象としていたからである。車載デコーダには速度制御に5ビットが割り当てられる。これにより前後進で32段階の速度が与えられる。大半のセレクトリックスのデコーダーは内部では128段階を使用する。さらにセレクトリックスのデコーダーでの速度制御は動力車の前照灯と尾灯や1つの追加された機能に対応する。もしより多くの機能が必要であるならセレクトリックスデコーダにSUSIバスを装備することでサウンドデコーダー等に対応できる。 セレクトリックスデコーダはデコーダーが軌道上の非対称のSX信号(一本のダイオードを整流器として使用した場合に発生する)を検出した場合に作動する自動ブレーキの機能がある。この機能は車両の前方の信号が赤の場合に車両を即座に停止する事に使用される。 最近のセレクトリックスデコーダーは軌道上の動力車を見つける為にデコーダのIDが送信されるようになっている。送信機能の使用にはセレクトリックスの送信機能のあるデコーダが必要である。 両方のシステムの利点と欠点についてはセレクトリックスの支持者が強調する定速運転のように異なる意見がある。 セレクトリックスのプロトコルでは互換性を確保する為に機能は制限されアドレス数も限られている。 セレクトリックスは主に歴史的な経緯によりNやZやTTのような小型模型に対応する為に長年小型化されてきた。
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