車軸以外のサスペンション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 05:30 UTC 版)
「サスペンション」の記事における「車軸以外のサスペンション」の解説
キャブオーバー型の大型貨物自動車のなかには、車軸のサスペンション以外にフレームとキャビンの間に緩衝装置を設けるキャブサスペンションを持つ物が多い。日本製トラックでは1981年(昭和56年)に日野自動車製の車両で初めて導入された。キャブサスペンションはコイルばねや空気ばね、懸濁液方式などが用いられており、車軸のサスペンションの耐荷重性能強化と乗り心地の向上という相反する要素を両立するために採用されている。エンジン出力や積載量の割にホイールベースが短い牽引自動車のトラクターでは、キャブのピッチングを抑えることができる。 トラック、バス、四輪駆動車、建設機械、農業機械などでは、運転席が緩衝装置で支持されているサスペンションシートが採用されている物もある。ドライバーの任意でばねのプリロードを調整でき、不要な場合はロック(固定)できる。
※この「車軸以外のサスペンション」の解説は、「サスペンション」の解説の一部です。
「車軸以外のサスペンション」を含む「サスペンション」の記事については、「サスペンション」の概要を参照ください。
- 車軸以外のサスペンションのページへのリンク