セレクトリックスバス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/10/07 00:45 UTC 版)
「セレクトリックス」の記事における「セレクトリックスバス」の解説
データバスは双方向で同期されている。これにより多くの自動機能を制御コンピュータから分離せずセレクトリックスセントラルユニットのソフトウェアのみで行うことが出来る。 双方向のデータバスの信号はSX-バスで入手できる。SXバスの規格化された接続端子は5ピンのDIN 45500プラグとソケットである。セレクトリックスの付属品との接続は自由で互いに閉じた円や鎖状や芋づる式に接続される。SXバスはいかなる種類のセレクトリックスの付属品にも対応する。ブースターをセントラルユニットや他のセレクトリックスシステムと互いに接続する為にはPXバスによって出来る。軌道上のSXバスの信号は直接セントラルユニット(またはブースター)から軌道からの2本の線を通して取得出来る。軌道上の信号は双方向ではない。 SXバスのデータ信号はバスのメモリーアドレスを直列的に毎秒13回送信される。SXバスは0から127までの8ビットの128のアドレスを持つ。最初の112のアドレス(0-111)は鉄道模型の制御に一般的に用いられる。(112-127)の15のアドレスはシステム内部の用途の為に確保されている。 セレクトリックスの車載デコーダーを制御する為には8ビットの1つのSXアドレスが必要である。1つのセレクトリックスのバスで最大112台の動力車を個別に制御可能である。もしこのシステムのセントラルユニットで1台以上のSXバスを使用するならば最初の1台(SX0)のみを軌道に接続して動力車の制御に使用できる。 もしセレクトリックスのバスアドレスが分岐器や信号機や他の付属品の制御に使用されたら1つのSXバスのアドレスで最大8個まで制御できる。 この場合SXアドレスの1ビットで2値(0と1)が分岐器の位置に対応する。 フィードバックの為の検出器は軌道上またはデコーダーの電流消費の検出を基にしている。なぜならシステムデコーダーはバスアドレスを互いに直接制御の為に割り当てているからである。その為、信号によって保護された区間に車両がある場合、占有された検出器を使用することで自動的に信号機を停止位置に切り替え出来る。
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