越の舞姫【コシノマイヒメ】(観賞樹)
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登録番号 | 第11564号 |
登録年月日 | 2003年 11月 18日 | |
農林水産植物の種類 | つつじ | |
登録品種の名称及びその読み | 越の舞姫 よみ:コシノマイヒメ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 新潟県 | |
品種登録者の住所 | 新潟県新潟市新光町4番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 金子英雄、小泉薫、宮島利功、田中雅生、中野太佳司、後藤豊、杉浦広幸、森山勉 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「コンディスカチーフ」に「春のひびき」を交配して育成されたものであり、花形は開いた漏斗形、花は地色が鮮紫ピンク、複色が淡紫ピンクの大輪で、鉢物向きの品種である。樹姿枝張りは球状、樹高は矮性、2年枝の太さは太、色は赤褐、主枝の粗密は中である。春葉全体の形は楕円形、先端の形は凸頭、葉脚は鋭脚、葉身長はやや短、最大幅はやや狭、葉柄長は短、新葉表面の色は緑、春葉表面の色は赤緑、斑入りは無、表面の光沢はやや弱、表面の毛じの色は褐、葉の着生方向はやや斜め上向きである。花の向き姿勢はやや直立、つぼみの形は楕円、花形は開いた漏斗形、花のタイプはシングル及びセミダブル、花冠の切れ込みはやや深い、花冠上半及び下半の形は半円形、裂片の先端の形は広く円い、重なり合いは深く重なる、縁の波形状は弱、花の直径は大、切開いた最大幅はやや広、縦幅は中である。花色の発現は一色型、絞り模様は無又は極微、底白の現れ方、白覆輪及び縁紅・爪紅は無、濃淡模様は有、内側の地色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9505)、複色は淡紫ピンク(同9501)、花喉部のブロッチは鮮明、形は大点の集合、色は浅黄緑(同3109)である。雄ずいの型は小花弁化が混合、雌ずいの型は花弁化しない、花柱の色は紫赤、柱頭の色は黄、がくの有無は有である。葉の持続性は常緑、開花期の早晩は中、四季咲性は弱である。「コンディスカチーフ」と比較して、花の内側の地色が鮮紫ピンクであること、花喉部のブロッチが鮮明なこと等で、「浜の粧」と比較して、花の内側の地色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成2年に新潟県農業総合研究所園芸研究センター(北蒲原郡聖籠町)において、「コンディスカチーフ」に「春のひびき」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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