調査終了後の動き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 22:41 UTC 版)
「東京電力福島原子力発電所事故調査委員会」の記事における「調査終了後の動き」の解説
2013年2月7日、元委員田中三彦が記者会見で明らかにしたことによれば、1号機原子炉建屋4階の非常用復水器が津波ではなく、事前の地震によって壊れ機能しなかったとの疑念のため2012年3月の調査を申し入れたが、2012年2月28日東京電力企画部長に4階は真っ暗で危険であると映像を伴い説明され、調査を断念したが説明は虚偽で調査妨害であったとして、衆参両院議長と経済産業相に文書を提出し調査を要請した。2013年3月13日、元仙台高等裁判所長官・田中康久を委員長とする東京電力が設けた第三者検証委員会は報告書をまとめた。報告書は企画部長の勘違いによる説明であり事実隠蔽や組織的関与はなかっとしたが、他の職員が部長の勘違いを正さなかったり、説明前に上司の判断を仰がなかったなどを指摘し、併せて職員に対して当事故調査委員会への協力指示が不徹底だったとする東電社内の意志疎通改善を求めた。 2013年4月8日、初めて開かれた原子力問題調査特別委員会に原子力規制委員会委員となった大島賢三を除く、委員長および委員計9人が参考人として呼ばれた。 2013年5月1日、原子力規制委員会は福島第一原子力発電所事故に対する初回の検討会を開き、同年2月7日の田中が指摘した疑念や政府事故調などからも提起される未解明な16項目などを今後検証していくこととした。
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