調査研究開始後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 05:34 UTC 版)
「幌延深地層研究センター」の記事における「調査研究開始後」の解説
調査研究は次の3段階に分けて進められている。 地上からの調査研究段階(第1段階) 坑道掘削(地下施設建設)時の調査研究段階(第2段階) 地下施設での調査研究段階(第3段階) 1998年10月に核燃料サイクル開発機構から提示された深地層研究所(仮称)計画では、おおむね6~7年目までに第1段階を、おおむね11~13年目までに第2段階を行い、おおむね19~20年目までに第3段階を行うこととされていた。 2001年から始まった地上からの調査研究(第1段階)は2005年度に終了し、2007年3月までに取りまとめが行われた。 2005年11月の換気立坑の掘削から始まった地下施設建設に併せ、第2段階の調査研究も開始された。2006年9月には東立坑が、2011年3月には西立坑がそれぞれ着工された。換気立坑と東立坑を先行させ、その後、深度140m、250m及び350mの調査坑道を水平展開し、最後に西立坑が掘削される形となった。2009年7月に深度140m、2011年5月に深度250m、2014年1月に深度350mの各調査坑道の掘削が終了した。深度350m調査坑道の掘削終了と前後して3本の立坑の掘削を再開させ、昇降式吊り足場(スカフォード)等が整備された。2014年2月から4月にかけて立坑の掘削が終了し、深度350m調査坑道の整備も同年6月までに完了した。この間、最も掘削の進捗が早かった期間を見ると、立坑では月進43m、深度350m調査坑道では月進64mとなっている。これらの坑道の掘削と並行して得られた地質環境に関する情報は、2017年3月に取りまとめられた。 2010年7月には、地下施設での調査研究段階の計画が公表され、2020年現在も調査研究が行われている。
※この「調査研究開始後」の解説は、「幌延深地層研究センター」の解説の一部です。
「調査研究開始後」を含む「幌延深地層研究センター」の記事については、「幌延深地層研究センター」の概要を参照ください。
- 調査研究開始後のページへのリンク