試合認定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 02:30 UTC 版)
「日本ボクシングコミッション」の記事における「試合認定」の解説
日本各地のジムが主催し、後楽園ホールなどで日々開催されているプロボクシングの試合を正式なものと認定し、勝敗の結果やそれに伴う選手のランキング移動などを認定する。JBCの権限は日本国内で開催される全てのプロボクシング試合に及び、主要4団体が認定する世界タイトルマッチも同様である(主要4団体が認定しているのにJBCが認定しないということは有り得ないが)。 すなわちJBCの認定なくしては日本で「プロボクシング」のあらゆる試合は成立しない、とJBCは主張しているがルール第1条「日本ボクシングコミッション・コミッショナーは(財)日本ボクシングコミッション(以下JAPAN BOXING COMMISSION=JBC)管轄下で行われる日本での全てのプロフェッショナル・ボクシング(以下プロボクシング)試合公式試合場におけるスパーリング及び慈善試合を含む)を指揮及び監督する権能を有する。」の「JBC管轄下で行われる」の文言は1997年日本IBF活動再開時に私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(独占禁止法)違反の回避に盛り込まれた(そのためか、特に外国人選手のライセンスとビザの管理には厳しく、JBC招聘禁止選手・JBCルール第8章39条に当てはまる選手や観光ビザでの来日選手の試合出場を厳禁としており、さらに来日選手の招聘には現地コミッションの押印がある戦績証明書と試合許可証、招聘者全員分のパスポートのコピー、プロモーターの招聘理由書と招聘保証書、試合契約書、外国人選手出場申請書の7つの書類をJBCに提出しなければならない他、他の格闘技の出場履歴、複数のリングネームの使用歴の有無、開頭手術の有無なども申告しなければならない(外国人ボクサーの招聘をご担当する皆様へ)。観光ビザで来日するなどの事案が発覚した際には、そのプロモーターなどに対しライセンス停止などの厳罰を以って臨んでいる。過去に処分された例が複数件あり)。 JBCが公認する国際タイトルは主要4団体が認定する世界王座(正当性のない暫定王座については非公認)及びWBCユース世界王座、それにOPBFが認定する東洋太平洋王座、そしてWBOが認定するアジア太平洋王座(2017年8月より)である。それら以外のタイトルについてはいかなる場合でも国内ではタイトルマッチを許可せず、海外でも試合こそ審査の上で認可するものの奪取した場合もJBCは公認せず、場合によっては返上を促し何らかの処分を与える。
※この「試合認定」の解説は、「日本ボクシングコミッション」の解説の一部です。
「試合認定」を含む「日本ボクシングコミッション」の記事については、「日本ボクシングコミッション」の概要を参照ください。
- 試合認定のページへのリンク