言葉の広まり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 06:25 UTC 版)
「フラグ (コンピュータ)」の記事における「言葉の広まり」の解説
「フラグ (ストーリー)」も参照 日本ではフラグという言葉がコンピュータ用語の枠を超えて広まっていったのは1980年代後半からとみられ、パソコン雑誌では『コンプティーク』1985年7、8月号(角川書店)で「持ち物のフラグによるトリック」との見出しがあり、1986、7年の『ログイン』(アスキー)、『マイコンBASICマガジン』(電波新聞社)のアドベンチャーゲーム記事で「フラグ」が何度も使われている。 次いでパチスロ界隈で使われるようになり、1988年3月発行の『パチンコ攻略マガジン』NO.2(プラントピア)で「フラッグ」、1989年10月発行の『パチスロ機種別完全攻略本』(西東社)で「フラグが立つ」との記述があり、『週刊プレイボーイ』1989年4月25日号(集英社)でパチスロ用語として紹介されている。 ファミコン雑誌では1988年までほぼ見受けられないが、ファミコン通信1987年4月17日号の堀井雄二による記事「『ドラゴンクエストII』ができるまで 前編」で注釈なしの使用例がみられ、この記事は『ログイン』1987年4、5月号で連載したコラム「ゆう坊やの虹色ディップスイッチ」を再構成したもので、堀井が同誌で短期連載していた『堀井雄二の実践的アドベンチャーのつくり方』では1986年5月号で「フラグ編」と題して説明がなされていることから、改めて説明するまでもなく、ファミコン通信掲載時にはチェック漏れがあった可能性がある。そして先述のパチスロには興味はないが週刊プレイボーイのような青年誌を読んだゲーム雑誌ライターも使うようになり、1990年に「ゆう坊やの虹色ディップスイッチ」の単行本化の際には注釈が存在、この頃にゲーム制作に興味がある子供に知られていったとみられる。
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