西村和子とは? わかりやすく解説

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西村和子

西村和子の俳句

この町に生くべく日傘購ひにけり
ひととせはかりそめならず藍浴衣
ゆつくりと旅の終りの氷菓食ぶ
アイスクリーム嘗めカンヴァスを離り見て
水音と虫の音と我が心音と
熱燗の夫にも捨てし夢あらむ
落葉松の芽吹きの昨日さらに明日
馴染むとは好きになること味噌雑煮
 

西村和子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/04 14:23 UTC 版)

西村 和子(にしむら かずこ、1948年昭和23年〉3月19日 - )は、日本俳人

神奈川県横浜市生まれ。旧姓・是松。実践女子学園中学校・高等学校を経て、1970年に慶應義塾大学文学部国文学専攻を卒業[1]1966年、大学入学と同時に「慶大俳句」に入会し、清崎敏郎に師事。翌年より清崎主宰の「若葉」に投句。1972年、「若葉」の20代作家による会「青胡桃会」発足、参加。このころに結婚、のち二児を出産。1981年、「若葉」同人。1996年、「慶大俳句」からの句友である行方克巳とともに「知音」を創刊、行方とともに代表を務める。俳人協会新人賞俳人協会評論賞俳人協会賞桂信子賞などを受賞。1977年より俳人協会会員(理事[2])。2008年より、岡本眸に代わり毎日俳壇選者。

受賞一覧

著書

序数句集

  • 夏帽子(牧羊社、1983年)
  • 窓(牧羊社、1986年)
  • かりそめならず(富士見書房、1993年)
  • 心音(角川書店、2006年)
  • 鎮魂(角川学芸出版、2010年)
  • 椅子ひとつ(角川学芸出版、2015年)

選句集など

  • セレクション俳人 西村和子集(邑書林、2004年)
  • 季題別西村和子句集(ふらんす堂、2012年)

随筆・評論・入門書など

  • 春秋譜(蝸牛社、1999年)
  • 虚子の京都(角川学芸出版、2004年)
  • 添削で俳句入門(日本放送出版協会、2006年)
  • 季語で読む源氏物語(飯塚書店、2007年)
  • 俳句のすすめ(角川学芸出版、2008年)
  • 季語で読む枕草子(飯塚書店、2012年)
  • 気がつけば俳句(角川学芸出版、2011年)
  • NHK俳句 子どもを詠う(NHK出版、2011年)

共著

  • 名句鑑賞読本(角川書店、1997年)行方克巳との共著
  • 名句鑑賞読本 藍の巻(角川学芸出版、2005年)同上
  • 名句鑑賞読本 茜の巻(角川学芸出版、2005年)同上
  • 秀句散策(ふらんす堂、2007年)同上

共編著

  • 季題別清崎敏郎集(ふらんす堂、2000年)
  • 読んでわかる俳句 日本の歳時記(全4巻、小学館、2014年)

メディア出演

参考文献

  • 坂口昌弘著『平成俳句の好敵手』文學の森
  • 長谷川櫂編著 『現代俳句の鑑賞101』 新書館、2001年、176-177頁。
  • 西村和子 『セレクション俳人17 西村和子集』 邑書林、2004年

脚注

  1. ^ 『源氏物語』の世界|三人閑談|三田評論ONLINE”. 2024年5月4日閲覧。
  2. ^ 概要:主要役員 - 公益社団法人 俳人協会・俳句文学館
  3. ^ 出演者別:西村和子(1ページ目) - gooテレビ番組(関東版)
  4. ^ 2016/7/11(月)〜7/15(金) 放送内容 バイキング - フジテレビ(archive.is

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