血の教誨師ドティの部屋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 15:41 UTC 版)
業の櫓のパスワード絞り込みのために用意された、補助的なギャンブル施設。 この施設を利用する場合、事前に入場料としてお互いのプレイヤーから血液600mlが採取される。 利用するプレイヤーは相手プレイヤーの血が入った輸血装置を装着された上で左右の入り口からそれぞれ入場し、中央の仕切り越しに向かい合って相手の珠の数を予想し、正解のパスワードと思われる数字を答える。 回答はターン制で、先攻(ジャンケンで決める)の答えが不正解だった場合、回答権が後攻に移る。後攻も不正解だった場合はターン終了となり、双方ともにペナルティ無しで解放される。 ターン数はプレイヤー同士で決める。ターン中は扉がロックされ、内部の情報は賭郎立会人以外にはわからない。 正解を言い当てるとその時点で勝者側の部屋のロックは解除され、パスワード入力に行くことが可能になる。一方敗者は相手の業を背負うべく相手の血液を600ml体内に注入され、それが終わるまで部屋から出られない。 回答のために与えられる時間は各10分であり、それを超えた場合輸血装置から相手の血液が100ml体内に注入される。 輸血装置を勝手に外す、自分の所持している珠の数ではありえない合計を答えるなどの行為は禁止。破った場合はその時点で負けとなる。 このゲームでの勝敗は本来の勝負には加味されず、あくまで勝者は入力端末に正解のパスワードを入力した者である。 なお、賭郎によればこの勝負において対峙した両者が同じ血液型だったことや、相手プレイヤーの血を注入されて生き残った例は無いという。
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