蛭子劇画プロダクション結成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 23:27 UTC 版)
「蛭子能収」の記事における「蛭子劇画プロダクション結成」の解説
2008年には『ガロ』の後輩漫画家で蛭子ウォッチャー の第一人者でもある特殊漫画家の根本敬からの依頼で、漫画共作ユニット「蛭子劇画プロダクション」を結成し、青林工藝舎の漫画雑誌『アックス』を拠点に現在も活動中である。メンバーは蛭子能収、根本敬、安部慎一(現在は脱退)、マスクベビー(湯村輝彦の息子)。担当編集者は青林工藝舎の高市真紀。 2010年には根本敬の依頼で国際特殊機関「ハッテンバプロダクション」を結成する。メンバーは蛭子能収、特殊漫画家の根本敬、パリ人肉事件で全世界を震撼させたカニバリストの佐川一政。これは「蛭子漫画が世界的に無名未評価でいいのか」という根本の考えから、漫画家としての蛭子能収や佐川一政をアーティストとして海外に売り込む目的で旗揚げされたアート集団である。 2011年には故郷・長崎の長崎歴史文化博物館において初の個展『えびすリアリズム -蛭子さんの展覧会-』が開催された。 2014年にはエッセイ『ひとりぼっちを笑うな』を上梓。本書では「小さな頃から“分相応”的なものに自分らしさを感じ“他人に害を与えない”ことを一番大事に考えてきた」と述べ、つながりや絆を必要以上に大事にする現代社会の風潮に懐疑的な立場で独自の持論を述べた。この「内向的な人間のための幸福論」として刊行された著書は15万部を売り上げるヒットとなり、活字本ながら蛭子最大のベストセラーとなった。 2016年には長編映画初主演となる任侠映画『任侠野郎』が公開。同年10月には青林工藝舎より『地獄に堕ちた教師ども』が35年ぶりに復刊された。 2019年春、府中市美術館で開催された「へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで」で現代のヘタウマ漫画家の代表として作品が展示された。 2020年7月9日放送のテレビ東京系「主治医が見つかる診療所2時間スペシャル」で、軽度の認知障害と診断された。レビー小体病とアルツハイマー型認知症の合併症であるという。蛭子本人は「今後の活動についてもできる限り続けていきたい」と話している。
※この「蛭子劇画プロダクション結成」の解説は、「蛭子能収」の解説の一部です。
「蛭子劇画プロダクション結成」を含む「蛭子能収」の記事については、「蛭子能収」の概要を参照ください。
- 蛭子劇画プロダクション結成のページへのリンク