蒸気ローラー SR1とSR1A
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/25 21:08 UTC 版)
「Mamod」の記事における「蒸気ローラー SR1とSR1A」の解説
SR1蒸気ローラーはMamod初の動く蒸気玩具だった。Eric Malinsによって設計され1961年1月に発売された。最初のローラーは後退できず'前進'のみだった。エンジンは改良されたMM2と完成されたアルミニウム合金製のローラーを備えた。1963年の初期のTE1や定置式エンジンシリーズのように初期のSR1ローラーはネジ止めで組み立てられており、同様に真鍮製の鋲で組み立てられた気化燃焼器を備えた。それらは牽引用のフックを備えなかった。1963年から改良された(TE1蒸気トラクターと共に発売された)燃焼器が使用された。こちらは牽引用のフックを備えたが1969年以前は牽引するためのOW1オープンワゴンやLB1幌馬車だった。1965年からローラーも(Mamodの蒸気玩具同様に)鋲で組み立てられた。その結果、1960年代初期のローラーと後期の区別が容易である。 1967年、SR1は単純な逆転機構を備え、SR1aになった。この機構は1965年のMEC1 メカノエンジンと似ていた。同様にTE1もTE1aになった。1968年アルミ製のローラーと車輪は亜鉛合金であるザマックになった。現在も同じ素材が使用される。ローラーは50年以上にわたり、現在でも燃焼器(1976年以降は固体燃料)や水面計をオーバーフロー栓(1978年以降)など小規模な改良を重ねている。その他外観上の大きな変更点は塗装や火室の細部である。初期のSR1エンジンとりわけナットとボルトで組まれた製品は現在、愛好家の間で高値で取引される。後の他のローラーの派生型は限定生産品で塗色が異なり同様にボイラーが長いバージョンや同様に組み立てキットがある。Mamodの最初の動く蒸気玩具は21世紀でも同様に販売が好調である。
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