萌葱地葵紋付小紋染胴服
主名称: | 萌葱地葵紋付小紋染胴服 |
指定番号: | 2593 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 2000.06.27(平成12.06.27) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 工芸品 |
ト書: | |
員数: | 1領 |
時代区分: | 江戸時代 |
年代: | 17世紀 |
検索年代: | |
解説文: | 本件は、下田奉行や長崎奉行などを歴任し、徳川二代将軍秀忠の御書院番などを務めた今村傳四郎正長【いまむらでんしろうまさなが】(承応二年〈一六五三〉六六歳にて没)が、大坂夏の陣の武勲を賞せられ、元和元年(一六一五)十二月一日、徳川家康から拝領したと伝えられるもので、胴服に付属して伝来した『今村家覚書』にはその間の経緯が記されている。また『武徳編年集成【ぶとくへんねんしゅうせい】』(元文五年〈一七四〇〉、太宰春台序)や『寛政重修諸家譜【かんせいちょうしょうしょかふ】』(文化九年〈一八一二〉編)、『徳川実記【とくがわじっき】』(天保十四年〈一八四三〉編)などにも同内容の記載があって伝承を強く裏付け、胴服自体の年代様式にも矛盾しない。 数少ない初期小紋染の保存良好な遺例であり、かつ伝来の明確な胴服として貴重である。 |
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